非実在青少年

韓国の青少年保護法改正案について

チェミンフイ議員、青少年芸能人の扇情的な公演· 暴露防止のために" 青少年保護法" 改正案代表発議 芸能プロダクション、青少年芸能人に選ばれた公演· 露出強要ず 青少年芸能人の扇情的な露出に対して青少年保護委員会が強制の有無などを審議する。媒体物に…

韓国で児童ポルノの定義から非実在青少年を除外する"児童・青少年の性保護に関する法律"改正案が提出される

去年の記事の続きです。現状、韓国の"児童・青少年の性保護に関する法律"は"児童・青少年利用猥褻物" を「児童・青少年と認識されうる人や表現物」と定義していましたが今回チェミンフイ議員ほか11名が提案した法律改正案は、" 児童・ 青少年もしくは、実在…

韓国で規制派と規制反対派の双方が参加したシンポジウムが開かれる 原文

討論会主催者:民主党チェミンフイ(@motheryyy)、キム·ジェユン、ウォンヒェヨウン議員 討論会司会者:チェミンフイ議員 討論会の参加者リスト: アチョン法改正派(※規制反対派) 高麗(コリョ)バクギョンシン教授(児童ポルノ規制と"銀河鉄道999" を京…

デンマーク法務省 性犯罪に関する刑法審議会答申 (原文)

※例によってgoogle翻訳を適当に日本語らしくまとめただけです。内容の正当性は保証しません。 訳文 5.2 アニメの児童ポルノ児童ポルノの頒布と所持はもともと――そして特に――本物の児童が性的に虐待されている児童ポルノの製造のための頒布、所持を禁じていた…

ガルブレイス氏、マクレランド氏の論文要約

前回の続きです。 マクリランドはまた、「表現と思想の自由」を根拠に日本における写実的なアニメの子どもポルノの合法化を擁護しており *1、さらに、性的な漫画の小売り販売を規制しようとする最近の東京都の試みを批判しています。*2 マクリランド氏は日本…

キャロライン・ノーマ氏の資料に対する検討

第4回 ポルノ被害と女性・子どもの人権シンポジウム 「国際的に広がる性売買被害 〜オーストラリア・韓国・日本の現状から〜」でキャロライン・ノーマ氏は次のように述べました。 オーストラリアの学者、たとえばマーク・マクリランドは、日本のアニメや漫…

韓国の青少年対策および児童ポルノ法について

2012年11月17日に投稿された漫画を契機として、いま韓国では「児童・青少年の性保護に関する法律」(略称、児青法)の第2条4項〜第2条5項に対する反対運動がネット経由で盛り上がっています。まず基礎知識として、韓国には日本でいう青少年健全育成条例の法…

第4回 ポルノ被害と女性・子どもの人権シンポジウム 「国際的に広がる性売買被害 〜オーストラリア・韓国・日本の現状から〜」

2012/9/30に行われたシンポジウムの講演内容です。メモと配付資料から講演内容を再現しているため、内容の正当性については保障致しません。詳細な議事録が欲しいかたはpapsjpが報告集を作成する予定ですのでそちらをお買い求めください(予価不明。おそらく…

第4回 ポルノ被害と女性・子どもの人権シンポジウム 「国際的に広がる性売買被害 〜オーストラリア・韓国・日本の現状から〜」 全体的な感想

海外から賓客を招いて日本の中で程度のひどい場所を”ふつうの場所”と紹介し、日本の悪しき独自性を演出して海外からバッシングをもらう手法は15年前から変わりませんね。しかしながら、今回の講演で得たものはいくつかあります。オーストラリアに成人向けパ…

第4回 ポルノ被害と女性・子どもの人権シンポジウム 「国際的に広がる性売買被害 〜オーストラリア・韓国・日本の現状から〜」パネルディスカッション

以下、敬称略でノーマ、キム、大森と表記します。 大森 ノーマさんは人身売買、キムさんは人身売買、私はポルノといろいろな問題を多角的に分析し、事は一国の中で収まらないことがわかった。ノーマ氏はアジアの女性が日本のイメージで人身売買されている現…

第4回 ポルノ被害と女性・子どもの人権シンポジウム 「国際的に広がる性売買被害 〜オーストラリア・韓国・日本の現状から〜」 大森佐和氏(日本)

おおまかな問題意識 後半部分(民主党案への反論)は私個人の見解であることを申し述べさせて頂きます。児童ポルノ法の検挙は過去最悪の数字。被害者の低年齢化、半数が小学生以下(この数字には疑問がある。詳しくはクリエーター支援&思想・表現・オタク趣…

第4回 ポルノ被害と女性・子どもの人権シンポジウム 「国際的に広がる性売買被害 〜オーストラリア・韓国・日本の現状から〜」 キャロライン・ノーマ氏(オーストラリア)

商業的性搾取は、ある国の生産量が別の国の生産量に結びつく。破壊的な現象ではあるが、商業的性搾取の廃絶を目指す人間としては問題が”明るみに出る”機会でもある。商業的性搾取が何を媒介にして広がっているかが重要である。アメリカのラディカル・フェミ…

第4回 ポルノ被害と女性・子どもの人権シンポジウム 「国際的に広がる性売買被害 〜オーストラリア・韓国・日本の現状から〜」 キム・コ・ヨンジュ氏(韓国)

性売春防止法について 2004年制定。要点は2つ。1.業者と買う男性を処罰する 2.女性の保護。1997年末に金大中氏が大統領に当選。同氏の支持者である女性が官僚に進出したことにより女性学者、女性の活動家の人的資源が政府に集まったことで法律が制定された…

最高裁判決文 仮訳 ※Google翻訳を日本語ぽく整えただけです。

うぐいすリボン様が専門家に翻訳を依頼し、その翻訳版(第一稿)が出来上がっているため、2012/6/27以降はそちらを参照してください。 最高裁は起訴を却下する。 ハードドライブの没収の請求は却下する。弁護費用は支払う必要なし。裁判にかかった時間に応じ…

1998年付近の整理

まず1997年、アイルランドの司法省のプロジェクトILLEGAL AND HARMFUL USE OF THE INTERNETのなかでアイルランドのコーク大学のTaylor教授などが1997年7月から11月にかけて調査を行い、インターネットのchild eroticaとchild pornographyのうち73%は日本のサ…

1996年第1回児童の商業的性的搾取に反対する世界会議(ストックホルム会議)のECPAT資料を検証する

その1 その2 その3 その4

1996年第1回児童の商業的性的搾取に反対する世界会議(ストックホルム会議)のECPAT資料を検証する(4)

最後に、児童虐待製造物の法的規制について書かれた章を見てみましょう。 Article 175 of the Japanese Penal Code forbids the printed portrayal of adult genitals, intercourse and pubic hair. However, such representation of children’s genitalia i…

1996年第1回児童の商業的性的搾取に反対する世界会議(ストックホルム会議)のECPAT資料を検証する(3)

次は註12を検証します。 producing a significant and increasing amount of "teen pornography" that depicts young Japanese girls in sexually explicit poses in teen magazines.[12] 日本の若い女の子が性的にあらわなポーズで写っている「ティーンズポ…

1996年第1回児童の商業的性的搾取に反対する世界会議(ストックホルム会議)のECPAT資料を検証する(2)

ここからは元ネタ(Japan's Sex Trade)とECPATの基調ペーパーを突き合わせて検証します。 まずは註13、ヤクザが児童ポルノ産業を仕切っているという説について、元ネタから引用します。 The biggest change on Japan's sex-trade scene was the withdrawl o…

1996年第1回児童の商業的性的搾取に反対する世界会議(ストックホルム会議)のECPAT資料を検証する(1)

この項は児童ポルノ禁止法が制定された背景。なぜ漫画が児童ポルノとして標的にされたのか?の続きです。第145回国会法務委員会議事録第12号で民主党の福岡宗也委員が次のように述べています。「一九九六年にストックホルムにおいて開催をされました国…

3/19 文教委員会

西沢議員 男女共同参画とメディアの項について質問。パブコメについて全て網羅しているか 菊池男女平等参画部長 計476件、うち7割が男女共同参画とメディアの項に関するコメント。趣旨が同じ場合はまとめ、すべての意見を反映させた 西沢議員 都条例の際、…

スウェーデンにおける表現の自由と児童ポルノについて

スウェーデンにおける表現の自由について スウェーデンには、憲法に相当する4つの基本法がありますが、その中に出版の自由基本法と表現の自由基本法が含まれています。スウェーデンの基本法は一般の法律と異なり同一の文言の法案が2回国会において議決され…

第3回 ポルノ被害と女性・子どもの人権シンポジウム『子どもの日常を取り巻く性被害〜学校・ストリート・施設〜』 速記録 その5

橘ジュン氏へのQ&A Q.少女たちの親族と関わる機会はありますか。親と関係機関を繋げることはありますか。 A.子どもから親に会って欲しいと言われる場合は子どもたちの親と会うこともあります。母親も悩んでいて誰かに話を聞いて欲しいと思っています…

第3回 ポルノ被害と女性・子どもの人権シンポジウム『子どもの日常を取り巻く性被害〜学校・ストリート・施設〜』 速記録 その4

金子由美子氏 現場にいる者として、子どもたちの中に信頼できる大人がいないと感じます。セックスに対して早々と行動するべきという情報が流れています。思春期だと学力・スポーツなど自己顕示のできない寂しくて自身のない子がセックスを自己肯定のツールと…

第3回 ポルノ被害と女性・子どもの人権シンポジウム『子どもの日常を取り巻く性被害〜学校・ストリート・施設〜』 速記録 その3

このあたりで始まってから2時間くらい? 腕が疲れていて、何を書いているのか分からない部分が多くなってきます(汗) 橘ジュン氏 私はVOICEマガジンというフリーペーパーをやっています。なぜ作ろうかと思ったのかというと、アウトローだった10代の頃に雑…

第3回 ポルノ被害と女性・子どもの人権シンポジウム『子どもの日常を取り巻く性被害〜学校・ストリート・施設〜』 を聞きに行った感想

表現規制について少しだけ考えてみる(仮)のふぶら氏、ロック好きさんの感想とほぼ同じになりますが…… まず目に付くのはポルノ・性被害に対する過剰な言及です。 去年では中里見先生の講演で理論的にまとめられていたポルノ批判が、あれもこれもポルノ・性…

第3回 ポルノ被害と女性・子どもの人権シンポジウム『子どもの日常を取り巻く性被害〜学校・ストリート・施設〜』 速記録 その2

(司会)二場美由紀氏 本日のシンポジウムの議題は『子どもの日常を取り巻く性被害〜学校・ストリート・施設〜』です。私たちポルノ・売春問題研究会が何故この問題に取り組むかというと、子どもへの性被害の背景に成人を被写体とするポルノがあるからです。…

第3回 ポルノ被害と女性・子どもの人権シンポジウム『子どもの日常を取り巻く性被害〜学校・ストリート・施設〜』 速記録 その1

速記しきれなかった部分は文意が伝わる程度に言葉を繋げています。主催者の方が話されたどおりの言葉ではないことをご注意ください。 総合司会 横田千代子氏 開会の挨拶 本日はものものしい感じで署名などさせて頂いておりますが実は昨日、ポルノ擁護派からF…

第3回 ポルノ被害と女性・子どもの人権シンポジウム『子どもの日常を取り巻く性被害〜学校・ストリート・施設〜』

その1 開会の挨拶〜カイ・レイニウス氏講演〜アグネス・チャン氏のビデオメッセージ その2 金子由美子氏、早川悟司氏の講演 その3 橘ジュン氏の講演 その4 パネルディスカッション その5 質疑応答〜閉会の挨拶 その6 感想

2011/11/12 コミコン・インターナショナル2011 コミックアートカンファレンス講演報告会

日米間の表現と規制を巡る乖離 兼光ダニエル真氏 コミコン会場で開催されたコミックアートカンファレンスで講演をやりました。都条例の話はアメリカにも伝わっていますが日本の法律に関する情報そのものが少なく、情報の出所が扇動的な場所(注:2chまとめな…