2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

第4回 ポルノ被害と女性・子どもの人権シンポジウム 「国際的に広がる性売買被害 〜オーストラリア・韓国・日本の現状から〜」

2012/9/30に行われたシンポジウムの講演内容です。メモと配付資料から講演内容を再現しているため、内容の正当性については保障致しません。詳細な議事録が欲しいかたはpapsjpが報告集を作成する予定ですのでそちらをお買い求めください(予価不明。おそらく…

第4回 ポルノ被害と女性・子どもの人権シンポジウム 「国際的に広がる性売買被害 〜オーストラリア・韓国・日本の現状から〜」 全体的な感想

海外から賓客を招いて日本の中で程度のひどい場所を”ふつうの場所”と紹介し、日本の悪しき独自性を演出して海外からバッシングをもらう手法は15年前から変わりませんね。しかしながら、今回の講演で得たものはいくつかあります。オーストラリアに成人向けパ…

第4回 ポルノ被害と女性・子どもの人権シンポジウム 「国際的に広がる性売買被害 〜オーストラリア・韓国・日本の現状から〜」パネルディスカッション

以下、敬称略でノーマ、キム、大森と表記します。 大森 ノーマさんは人身売買、キムさんは人身売買、私はポルノといろいろな問題を多角的に分析し、事は一国の中で収まらないことがわかった。ノーマ氏はアジアの女性が日本のイメージで人身売買されている現…

第4回 ポルノ被害と女性・子どもの人権シンポジウム 「国際的に広がる性売買被害 〜オーストラリア・韓国・日本の現状から〜」 大森佐和氏(日本)

おおまかな問題意識 後半部分(民主党案への反論)は私個人の見解であることを申し述べさせて頂きます。児童ポルノ法の検挙は過去最悪の数字。被害者の低年齢化、半数が小学生以下(この数字には疑問がある。詳しくはクリエーター支援&思想・表現・オタク趣…

第4回 ポルノ被害と女性・子どもの人権シンポジウム 「国際的に広がる性売買被害 〜オーストラリア・韓国・日本の現状から〜」 キャロライン・ノーマ氏(オーストラリア)

商業的性搾取は、ある国の生産量が別の国の生産量に結びつく。破壊的な現象ではあるが、商業的性搾取の廃絶を目指す人間としては問題が”明るみに出る”機会でもある。商業的性搾取が何を媒介にして広がっているかが重要である。アメリカのラディカル・フェミ…

第4回 ポルノ被害と女性・子どもの人権シンポジウム 「国際的に広がる性売買被害 〜オーストラリア・韓国・日本の現状から〜」 キム・コ・ヨンジュ氏(韓国)

性売春防止法について 2004年制定。要点は2つ。1.業者と買う男性を処罰する 2.女性の保護。1997年末に金大中氏が大統領に当選。同氏の支持者である女性が官僚に進出したことにより女性学者、女性の活動家の人的資源が政府に集まったことで法律が制定された…