第4回 ポルノ被害と女性・子どもの人権シンポジウム 「国際的に広がる性売買被害 〜オーストラリア・韓国・日本の現状から〜」 全体的な感想

海外から賓客を招いて日本の中で程度のひどい場所を”ふつうの場所”と紹介し、日本の悪しき独自性を演出して海外からバッシングをもらう手法は15年前から変わりませんね。しかしながら、今回の講演で得たものはいくつかあります。オーストラリアに成人向けパソコンゲームを指定制度の枠内に入れるよう主張するセックス党が存在すること、Mark Mclelland氏が都条例を批判していたこと、オーストラリアでもガソリンスタンドや新聞スタンドでポルノが販売されていて、その中には擬似児童ポルノも含まれていること。やるべきことはpapsjpとある意味同じです。海外と連携し「日本の悪しき独自性」という偏見を防ぐこと、性売買者の権利を主張すること。

ちなみに今回の賛同メッセージは20団体。第2回が33団体、第3回が35団体であることを考えると大幅な減少です。おそらくテーマが専門的すぎたのでしょう。カンパも第3回の16万から減少していますが、台風の影響を考えれば健闘していますが第3回は第2回の報告集をただで付けてくれていたのに今回は第3回の報告集は有償の販売でした(いや、希望者には無料で送付してくれましたが)。資金繰りは苦しくなっているようです。