都議会 総務委員会 12/9メモ 生活者ネット・西崎都議

(西崎都議)5条2、青少年に有害な情報を得られなくとは?

(浅川部長)年齢に応じた知識、健全な判断力を(青少年インターネット規制法の定義)このような情報を取得しないよう規則で定めた規制を年齢によって推奨する。保護者が選択すべきだが、わからない保護者の目安として支援。

(西崎都議)5条2の2、業界に関係を有するものの声を聞くとあるが、青少年当事者の声は聞かないのか

(浅川部長)保護者や学識経験者など。子どもから直接意見を聴くつもりはない

(西崎都議)フィルタリング会社を視察した。日々進化していて素晴らしい技術だ。フィルタリングを行うときに子どもの年齢によってカスタマイズサービスもある。それを親の目に届かないといって都が指名するのは行きすぎ。18条7の2、規定で定めるところによるアクセス履歴を閲覧するなどは親子の信頼関係がぎくしゃくするのではないか。条例で指定する理由はないのでは。

(浅川部長)あくまで親が子どもを監督する例示で強制ではない。家庭内ルール作りなどを期待している。信頼を壊してまでもとは思わないが、それでも選択することもありうる。

(西崎都議)18条2の2の7。知事部局が調査する関係者とは

(浅川部長)接続業者の営業、事業に関係する者。

(西崎都議)保護者ではないか。

(浅川部長)保護者は含まれません。(何故か聞こえないくらいの小さな声で)

(西崎都議)日弁連の意見書では関係者が含まれる虞があるとしている。直接知事が家庭に入る条例はないが法を逸脱し条例制定権を越える疑いがあると。青少年インターネット環境整備法も成立して3年とたっていない。これまでの予防効果を計測する前に(条例を)やらなくてもいいのではないか。7条2、8条2は誰が、どこで、どのように判断するのか。

(浅川部長)自主規制団体の意見を聴取したのち、審議会にかけられる。客観的になされる。

(西崎都議)審議会は原則公開だが非公開となっている。理由として公開だと審議しにくいため配慮だと。しあkしそこでどういった議論がされるのか。委員の倫理観に関わる。指定取り消しと異議申し立てについて、通常の行政処分不服申したてしかない。制度的に保障されていない。静岡県第19条のような担保が必要ではないか。PTAなどを回った説明会の内容を具体的に

「審議会は完全未公開ではない」

(浅川部長)議事録はすべて公開となっております。強姦等を描いた漫画が通常の書籍と同じ書棚に置かれている。マンガ等の現物を示し現状を正しく理解できるよう説明した。条例改正案を説明する会ではない。

(西崎都議)成人指定されてない中に醜い作品があることは否定しないが、条例に入れるのはどうかと河合幹雄教授が言っている。条例を改正して欲しいとの都小Pが請願した。しかし、都小Pは(東京都)全地域ではない。改正にあたって多くの保護者にアンケートを取るなどしなかったのか。

(浅川部長)都小PのみならずPTAの3団体からも陳情されている。アンケート調査は一切しておりません。

(西崎都議)条例をみせたのでもなくアンケートも行っていない。かつては市民の高まりがあったがそれに対し都は業界の自主規制を尊重した。石原都知事就任後、3度の条例改正があり、その結果不健全図書は減り、犯罪も減少している。この東京で子どもがすこやかにのびのび暮らすにはどうすればよいか。都が考える健全育成とは?

(浅川部長)時代の社会を担い青少年が心身ともにすこやかに成長すること。保護者、事業者の意見をうかがいつつ進めて参りたい。

(西崎都議)大人が子どものために健全な環境をつくるのはよい。不健全な環境の中でも不健全なものを正しく認識できるようになるべきだ。赤枝医師は都立七尾養護学校の件を取り上げ、性教育の大切さを訴えた。誰も児童の性的虐待を放置してよいとは考えない。しかし条例だけでは。子どもの権利条約を理解することから始めるべき。12条、13条を読めばわかる。一部からエロ議員と呼ばれることがあるのは不服。