「5人組に要注意」 参院自民党は、民主党の輿石東、佐藤泰介、神本美恵子、水岡俊一、那谷屋正義の5氏の日教組出身議員の顔写真とプロフィルを記したA4判の紙を大量に印刷し、国対委員長室に積んだ。
教育基本法改正案は衆院通過が当初の参院執行部の想定より1週間ほど遅れたうえ、野党が審議拒否する「荷崩れ」状態で、審議日程は綱渡り。今後、野党が審議に復帰しても、ささいな問題が審議の遅れにつながりかねない。
日教組出身の5人は、特に法改正には強い抵抗があり、国会の外では「同志」がのぼりを立てて抗議行動を続けている。論戦では自民党の厳しい日教組攻撃も予想されるが、局面によっては現実路線を重視した対応をとるキーパーソンにもなりうる。矢野哲朗参院国対委員長は「輿石議員会長以外は、あまり知らないだろうから、覚えて何かと配慮してあげてという意味」と説明する。
さらに15日、参院の特別委員会の理事に内定していた議員らとの会合でも、「あくまで慎重に審議を尽くすという姿勢でお願いする」とソフトな対応を念押しした。
衆議院での強行採決(単独採決などという玉虫色の言い方はやめろ)の記憶が新しいなか、美しい日本を推進する安倍政権による隔離政策。首相様に逆らう輩は独房行きだ、注意しろ。
埼玉県警の現職警察官が群馬県での郵便局強盗事件で逮捕されたことについて、警察庁の漆間巌長官は16日の定例会見で、再発防止策として、「全国の警察官への家庭訪問をできるだけ早期にやらせたい」と述べた。漆間長官は、今回の事件については、5000万円を超える借財が事件の動機になったとし、「家庭訪問をしていれば、どんなローンを組み、どんな生活をしていたか分かったと思う」と指摘。
今回の事件がなぜ起こったかを検証したうえで、各警察官に対するきめ細かい生活指導を行う必要性があるとの見解を示した。
何が悲しくて30・40あるいは50もしくは60の大人あるいは爺さんの年になってまで家庭訪問しなきゃならんのだ。先のWinny事件のときも、警察官の自宅のPCを検査するという――既に家庭訪問しているんじゃないか?――PCを所持していない職員の自宅にも押しかけると理解して話を続けます。
職員の自宅PCを検査するというのも相当にプライバシー無視の話だが今回はもっと酷い。前回はWinnyが入っているか/いないかの検査だったものが、今回は相当に家庭の内面に踏み込むこととなる。何しろ「どんなローンを組み、どんな生活をしていたか」探らないといけないのだ。だったら銀行口座の残高の推移でも調べればいいのではないかと思うのだが(幾らでも誤魔化せるだろって? それ言ったら家庭訪問だって誤魔化す余地はあるぞ)、そんなロジカルな考え方は政府高官には通用しない。世の小学校は間違いなく家庭訪問を行って(中学校にもあったっけ?)どんな生活をしているか分かっているはずなのにイジメはなくなってないじゃないか、とか類推する知能も期待すべきでない。政府高官が何によって動かされるかというと、感情もしくは本能もしくは金の匂いにより動かされる。つまり、この発言の狙いはこういうことだ。
- 家庭訪問の名の下にお歳暮などを無心する。最近は不景気のため、お歳暮が少なくなってきたので上司も旨い飯にありつけなくなったのですよ。それを改善することが狙いです。待遇が悪い奴の勤務評価を下げるのは言うまでもありませんね
- 警察官にあるまじき、民主主義もしくは自由主義を信奉する輩の発見のため。共産党宣言は言うまでもなく戦争のつくりかただとか、無防備都市宣言だとか、赤い岩波新書や青い岩波文庫が置いてあったら共産党の細胞組織の一員に違いありません。有無を言わさず豚箱へぶち込みましょう。
- 合法的に他人の家屋に侵入することが目的です。これで大手を振って人妻と愛を育んだりまぐわうことができます。1番、2番と組み合わせて「旦那さんの評価が下がっても(ムショにぶちこまれても)ええのんか? ええのんか? いややろ、だったらわしの言うことききいな。へっへっへ、悪いようにはしないがな」「どこをさわってるんです。やめてください」「へっへっへ。逆らいたかったら逆らってもええんやで。旦那さんがどうなってもわしは知らんがなあ」「ああっ。なんでこんな目に………いやっ、そこは駄目! 駄目です……」「へっへっへ、口では嫌や言うても下のお口は正直やなあ。ほれ、次から次へと沸きでてきおる」「ああっ。嘘よ、嘘……(そんな、夫以外の人に感じてしまうなんて……あなた、ふしだらな私を許して下さい)」というプレイも堪能できます。捜査中に親しくなった女性と「交際」していた警察官がいましたよね。そちらの方は忘れてしまったようです。
いかん脱線した。要するにプライバシーへの顧慮が足りないことが問題だということだ。付け加えるなら他人の家に進入することに対して公私の混同が著しいということだ。仕事柄他人の家に押し入ることを生業とする警察官が他人の家であるから、という倫理観を失うことになりはしないだろうか。本来許されない行為を令状があるがゆえに許されているという感覚が失われないだろうか(既にないのだろうが)。