DoCoMo2.0が失敗する3つの理由

ネーミングが悪い

Web2.0を意識して名前をつけたのだろうが、Web2.0という言葉で盛り上がっていた時代は既に終わっている。旬の過ぎた言葉と言わねばなるまい。そもそも一般人はWeb2.0なんて知ったこっちゃないし、「DoCoMo2.0? なんかよく分からないけど凄くなったのね」という感想を抱く程度だろう。最悪「俺が買ったケータイはDoCoMo1.0だったのかよ、だったらSoftbankMNPしてやるぜ!」と思う人もいるかもしれない

DoCoMo2.0というよりDoCoMo1.2

新発表のサービスは以下の5つ。

  1. 一つのケータイで二つの電話番号とメールアドレスが持てる「2in1」
  2. Napsterに対応した「うた・ホーダイ」
  3. 傾き検出システムを使った「直感ゲーム」
  4. クレジットサービスの「iD」と「DCMX
  5. 10MBの動画に対応した「ビデオクリップ」

このうち4,5は既存のサービスで、3はWiiPS3のぱくり、2も既存路線(DoCoMo-HMV-Napsterの提携関係だ)の上にパケット通信料は定額外、本当に新しいサービスはというと「2in1」しかない。これのどこが2.0なのだろうか。1.2で充分だろう。

使いづらいサイト

ドコモとして起死回生を狙っているであろうDoCoMo2.0。しかし、サイトは無駄にFlashを多用したサイトで待ち時間が長い。情報を見れるようになるまでに5秒ほど(ロード時間省く)かかる上にスキップもできない。iモードプレスの方が情報もまとまっているし使いやすい。細かいことだが「うた・ホーダイ」のパケット通信料は定額外であることが書かれているのはiモードプレスだけだ。ドコモがユーザの利益を考えているとはとても思えない。

以上により、DoCoMo2.0は失敗する。