はじめてお手紙差し上げます。
東京都青少年保護条例の改正案の審議が来週3/18(木)に予定されていますが、以下のような問題を含んだ条例となっています。
(1) 国の法律(児童ポルノ法)では対象外となっている創作物(漫画類)に対して表現規制を導入しようとしている点
(2) 「十八歳未満として表現されていると認識されるもの」「著しく社会規範に反する行為」「青少年の健全な成長を阻害するおそれがあるもの」という行政の裁量の大きい語句を用いている点
(3) 業界の自主規制に対する行政の容喙と検閲をもくろんでいる点
(4) 創作物の表現規制について都・事業者、果ては都民に対して努力義務を課す点
(5) フィルタリングサービスの除外要件を厳しくすることにより、青少年の知る権利が制限される点
このような表現の自由に反する条例案が、児童ポルノ反対の旗を借りるかたちで出版業界には知られぬまま審議されようとしております。古館議員のお力により廃案・あるいは上記に挙げた問題点を修正して頂けるようお願いいたします。
最後に、石原慎太郎という名の暴風に耐えて活動を続けておられる古館議員のご健康とご発展をお祈りさせていただきまして締めとさせていただきます。