碧志摩メグ資料その2

9/30に開催された海女とマリボンの碧志摩メグについてのは話し合い要録および10/20にマリボンから公認辞退の申し出があった際の協議記録

協議記録(pdf)

協議後のてんたまさんのヒアリングと合わせてご覧下さい。てんたまさんのヒアリングは議事録(要旨)にほぼ忠実です。てんたまさんとは異なり、「こんなに好評なんです、でも公認は撤回します」と主張しているマリボンのプレスリリースは都合の良いところだけをかいつまんでいる印象があります。*1おそらく公認を撤回した理由の一つには、デザインの決定権を海女に委ねる流れになったことがあるでしょう。

議事録(要旨)を読んで分かることは幾つかあります。

  • 最も強硬に公認に反対しているのが男性(おそらく二人以上いる)であること
  • はじめから海女に相談して欲しかったという声が多数ある
  • 碧志摩メグでは海女の実情を伝えられないという声がある

ここで私が思い出すのは瑞浪Mioのことです。瑞浪市化石博物館のイメージキャラクターである瑞浪Mioは道具の使い方、服装などが化石を発掘する人から見て正しいがゆえに受け入れられ、ました(という伊藤剛氏がコンテンツ文化史学会で語っていました)。ひるがえって碧志摩メグについては商工観光部長が語るようにPRキャラクターと本物の海女は別であると賛同する意見もある一方で、大勢ではPRキャラクターを通して海女が把握されるという理解になっています。そして、そのような理解の元で海女を生業とする方から碧志摩メグは海女ではないと拒否を受けたのが実情であるように私には思えます。

最も強硬に反対していたのが男性だった件については悪しきパターナリズムではないことを願います。

萌えキャラに対する海女アンケート集計票

アンケート集計票(pdf)

一人どう見ても公認を撤回しろという意見を「その他」に分類していますが、この方はアンケート用紙に「その他」に○を付けているのでこれで正しいのです。

*1:はじめて読んだときは馬鹿にされていると感じました