金庸『神都剣侠』
50Pほどで耶律晋がいつの間にか耶律斉という名前になって、一度登場した妹が二度と出てこなくなることに象徴されるように、前作にもましてストーリーは行き当たりばったり。出てくる女性がことごとく主人公に惚れるというストーリーはまるでエロゲのようだ。やはり記述がうまいってことかな。
吾妻ひでお『便利屋みみちゃん』
ぶんか社のN担当は心が広いと思った。
永山薫『エロマンガ・スタディーズ』
第一部のエロマンガ史はよくまとまっているように思えた。だが、ロリ・巨乳・妹などの属性ごとに解説を行う第二部になると巨視的な視点が消えて各論を好き放題に言っているような感触を受ける。ページ数に比して図例の数が多すぎるからか。