麻生氏はオタクを理解してないようだ


ネット上では麻生氏は『ローゼンメイデン』の愛読者でありオタクの味方ということになっているようだが、少なくともオタク界隈の事情を理解してはいないようだ。下の記事によると演説で出てきたタイトルはなんと『キャプテン翼』。麻生氏が本当にオタクであるならば秋葉で『キャプテン翼』を話題に出すのはおかしい。秋葉で売っているのは男性向け同人誌であり、『キャプテン翼』を話題に出すのであれば乙女ロード=池袋で演説すべきだ。麻生氏は何も分かっちゃいない。


「こうした日本の文化はアジアに広く行き渡りつつある。日本が孤立などしているわけがない」だって? 韓国の第一オタク世代と指摘される386世代、その彼らに支持されるウリ党が「反日政策」をとっていることと矛盾しているじゃないか。政治層と商業層と一般層はレイヤーが別だということを理解してほしいものだ。国家の命令の下に一糸乱れず行動する、なんて意識でないといいんだけど。



 東京・秋葉原で9日行われた自民党総裁選の街頭演説で、麻生太郎外相が得意のマンガなどを引用して「文化外交」論を展開、異彩を放った。



 麻生氏は冒頭、「秋葉原のオタクのみなさん」と呼びかけたうえで、サッカー漫画「キャプテン翼」や歌手の椎名林檎さんなど若者文化の街を意識した軟らかい話題に時間を割き、「こうした日本の文化はアジアに広く行き渡りつつある。日本が孤立などしているわけがない」と訴えた。



 インターネットの模擬投票ではトップに立つこともある麻生氏。若者からの盛んな声援に同行した河野派議員が「彼らが党員だったら……」と苦笑するほどだった。



 一方、安倍晋三官房長官は立会演説会で、95年に小泉純一郎首相が総裁選に初挑戦した際、推薦演説した思い出話を披露。「(当時は)11年後に(自分が)総裁選を争うとは思ってもみなかった。私がこの場に立っていることが、自民党が大きく変わった証明だ」と述べ、党改革を主導した自負をのぞかせた。