四畳半神話体系


劣等感を感じたことのない人間からすれば、くだらない題材を予定調和的に仕上げた駄作ということになるのだろうなあ、と冷静になった自分はそう感じた。どこから見ても馬鹿馬鹿しいネタを使って、結局のところ「所詮俺は駄目なのさ!」に落ち着くどうしようもない作品だとも。帯に書かれている見出しがいい例だと思うのだが、一見頭が悪い文章、実は読みやすいように工夫されている名文であることも、この名文でこの内容かと思うとまた救いがたい。


ちなみに、明石さんとうまくいったように書いているのは見栄だと俺は解釈した。