Tears to Tiaraがつまらなかった件

3DCGがPS2レベルだ、戦闘エフェクトがスキップで飛ばせないという問題は別として(スキップで飛ばせたらプレイ時間は六分の一になると思う)、シナリオが雑で感情移入できないのが問題でした。
1.物語冒頭で主人公がうん百年前の友人と当人しかわからない(プレイヤーは置いてきぼり)会話を続ける。
2.序盤で不必要に妻がやたらと増える。「アロウン様。またまた新妻が新床にやってきましたよ〜」「アロウンの妻だ」「私なんかがアロウン様の妻でいいんでしょうか」「アロウン様。ぼ、僕なんかが妻でいいの?」「私はアロウンの妻だ」みたいな感じ。
3.しょっちゅう回想シーンになってプレイヤーを置いてきぼりにする。ハリウッド脚本術で回想シーンを禁止している理由がよくわかった。
4.その割にオガムとアロウンの再会とか、前回大戦の模様とか、面白そうな部分がカットされている。考えてないんだろうか。整合性がとれないんだろうか。
5.設定が曖昧もしくは説明不足。黄金の時代、白銀の時代、青銅の時代、赤銅の時代とオープニングに出てくるけれども、その違いが説明されない。物語の終盤でそれぞれの時代を代表する種族(黄金=竜族、白銀=巨人族、青銅=妖精族、赤銅=人間)が明らかにされるけれども、それだけ。というか、12精霊は完璧を目指しているはずなのに地上の文明がどんどんしょぼくなっていくってどうよ。
6.まともな性格しているのはアロウンとオガム様とガイウスだけ……
7.ハクオロ様はあんなに仕事熱心だったのにペンドラゴンと来たら……
8.で、どうやって妖精王様は転生の秘技を達成したのですか?
9.で、どうやってアロウンは死んだのに生き返ったの?
10.エンディングがしょぼい。