日本は児童性愛に目をつぶっているか?

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ハイスクールの少女を意味する日本の言葉から取った、「JK通り」として知られる東京の道路がある。

制服を着た10代の少女が通行人に時間を売る背後には用心棒が付き添っている。

男性は少女たちと握手したり、お散歩したり、お茶をするためにお金を払う。なかには少女の膝で寝るためにお金を払う人もいる。

これらはすべて合法である。

また、日本には成人男性が未成年(日本の性行同意年齢は18歳である)*1の少女と握手するために金を払う「JK喫茶」が300店舗ある。

新しいBBC Threeのドキュメンタリー「Young Sex For Sale in Japan」のなかで、ステイシーは東京のJK喫茶を訪れる。

「このバーでは、35ポンドであなたが選んだ少女と40分間過ごすことができる。飲み放題で」と彼女は告げる。

お店から離れて「お散歩デート」をできる店もある。「お散歩デート」の時間中に起きることは少女と客次第だ。

客はステイシーにお気に入りの少女を紹介する。17歳の彼女は長髪で、わずかに灰色がかった、前髪が厚い。お客は「わいせつなことを話すのが上手で、だけど純粋なふりをするから」お気に入りだという。

ほかの客はステイシーに「ある人々にとって年の差は不快だけれども、日本では、文化というか――考え方がかなり違う」

ステイシーはJKビジネスは有害な遊びであるか、時には「もう少し搾取的で邪悪」ではないかと不思議に思う。

日本では、5000人近くの女子高生がこれらの(合法な)喫茶店で働いていると見積もられている。

2014年まで児童ポルノを所有することは日本では合法だった。法律は改正されたが、未成年の性愛化は続いている。

「着エロ」は「エロちっくに着衣を着た」という意味のソフトポルノの一種だ。裸にはならないが、きわめて裸に近い状態になることもあり、しばしばあからさまに性的だ。

ステイシーは着エロのプロデューサー(匿名を要求)にどのくらい若い少女を撮影するのか聞いた。

「一番若い子で6歳」と彼は言った。「水着を着ておもちゃで遊んでいるところを撮影した。母親がカメラの後ろにいて子供の好きなおもちゃを持っているから、子供がカメラのほうを向く」

彼は年齢の高い少女よりも子供を撮影することでお金を稼ぐ。6歳のDVDで「400万から500万を稼いだ」と彼は言った。「女子高生だと100万くらい」

自分の16歳の娘をだれかが撮影しているとしたらどう感じるかとステイシーが彼に聞いたとき、彼は一瞬沈黙した。

「無理心中するだろう」彼は言った。

「本気?」とステイシーが尋ねると、彼は「そうだ」と答えた。

着エロが子供の性器、臀部、乳房を見せない限り、児童ポルノには分類されない。

けれども、人権弁護士であり、この定義を変えようとしている伊藤和子によると、「着エロは児童ポルノです。それが現実です」

日本における児童ポルノの所持は2014年7月に禁止された。2015年7月から2016年7月までの一年間で、37件が所持容疑で検挙された。

イギリスでは2015年と2016年で、5000人以上が所持容疑で逮捕され、481名が有罪判決を受けている。

なぜ、ここまで大きな違いがあるのか?

日本法では、虐待画像を見つけたとき、捜査を進めるためには児童を特定し、未成年であることを確認しなければならず、被害者が起訴しなければならない。*2加害者が犯罪を実行したという証拠がある限りにおいて逮捕される。イギリスにおける起訴よりずっと厳しい。*3 *4

おそらく西洋人が気づくであろうことは、若い少女に対する態度が異なるということだ。ステイシーが語るように、「あなたが日本に到着したら平手打ちを受けるであろうことの一つは、あらゆる可愛さへの熱中だ」

彼女は「児童ポルノより根深い」問題があると信じている。

2015年の日本国内における漫画の総売り上げは2億ポインドを超える。

ロリコン」(ロリータコンプレックスの短縮形)は児童の露骨な性描写を特徴とするマンガ、アニメを指し示す用語だ。極めて暴力的で、レイプや近親相関を含んでいる。

虐待的なコミックスはイギリスでは禁じられている。

日本政府は画像も禁止しようとしたが、漫画家と出版社は言論の自由を根拠として反対した。ダン兼光は禁止に異議を唱えた一人だ。彼は20年間日本の漫画を翻訳している。

「児童に危害が加えられることと、児童に危害が加えられる描写、この二つには大きな違いがあります」と彼は言う。

彼はこれらのマテリアルが日本における自動に対する性虐待を正常化するという考えに同意せず、コミックは児童性愛的なファンタジーを提供する「自動販売機」だと異議を唱えさえした。

どちらにしても*5、変化は訪れている。

日本警察の青少年課長はJK喫茶は18歳未満の少女を従事させることはできなくなるだろうと発言した。(ただし、女子学生の制服を着ることは可能であることを意味する)

着エロ、JK喫茶、露骨な性描写の漫画は法律の周辺、グレーゾーンにあり続ける。日本は児童性愛に目をつぶっているのだろうか、とあなたは問わねばならない。

ステイシーの調査:Young Sex For Sale In JapanをIPlayerで見よう。

もしあなたが本記事が提起したこの問題に影響を受けたのなら、救いとアドバイスがここで受けられる。

原文はBBCを参照してください。

*1:誤り。日本の性交同意年齢は15歳

*2:誤り。親告罪ではない

*3:児童ポルノに限らず、勝てる戦いだけ起訴するのが99.98%の有罪率を誇る日本警察のやり方です。

*4:一方、イギリスは諸外国の刑事司法制度(概要)によると一審の無罪率18%、否認事件に至っては62%の無罪率であり、疑わしきは罰せずの原則はどこに行ったのかという感があります。 http://www.moj.go.jp/content/000076304.pdf

*5:どちらにしても、じゃねーよ!