CrossDaysの雑誌に載ったCGが製品版にない件
(質問者)校庭やバスケットコートでの、路夏のHシーンが減っている
(ぬ)基本的に制作状況として、時間がたりなかったのではない。売れっ子の役者さんの時間が取れず、その間に線や話を追加している。そこで組み込めなかったのは光のHシーン。(質問者が挙げたシーンは)私の知らないシーン。当時の制作にかかわっていた人がやめてもういない。HDDにも見つからない。ぶっちゃけ、当初はCGだけのプレスリリースだから
ショップ特典について
(質問者)ショップごとの特典があるからか、未開封中古が中古店で並んでいる。ショップ特典をつけない持たない構造なのか
(ぬ)日本的な構造で、明らかな悪者がいない。最初はメッセ、SOFMAPが始めたものが、いつのまにか「売れる店のステータス」に。売ってあげるんだから特典つけろが当たり前の雰囲気。そこをあえて崩すリスクをできるかというとできない。できないから乗っちゃってだれも止められない空気。よくないとは思っている。R−18禁ゲームの販売列に並んでいるときに「俺はリトバスを37本買ったぜ!」という会話を聞いてこれはダメだと思った
(ひ)販売手法としてファンディスクがあるが、売れているのか
(ぬ)必ずしも作るわけではない。CrossDaysで作るかというと、作りたい気持ちはあるけど。前作そのままの設定で比較的説明無しで作れて楽。同時に、絶対にオリジナルを越えることがない。頭の労力を減らすか、バンと売れることを捨てるか
(ぬ)世界観に対するファン・制作者の思い入れがあって、思いやりのファンサービスとして生まれるのではないか。OVAやTV版総集編も。
海外コンテンツ事情
(台湾?から来た質問者)昼間氏の話のなかに売り上げはそこまでではないという話があったが、ファンは結構いる。日本と同時にアニメを放送している局もある
(ひ)インドネシアまで衛星放送でアニメ見れるが、日本ほどではない。ポケモン、ドラゴンボールで生まれたファン層が成長途中にある
(ひ)アメリカは国が広くて流通コストが皮無。万国同じ物を好きになったりしないのだから、国ごとに売り方を変える必要がある。
(ひ)フランスは徐々にファン層が増えている。80年代に日本のアニメを流していたのがここにきて、アニメ雑誌も5万部突破。継続的にアニメを見させる手段はあるか
(ひ)ジャンプ、ヤンジャン、ビジネスジャンプといったコースが海外ではそこまで整っていない。日本もマンガがきつくなってきている。「老人ジャンプを作っておけばよかった!」という声もある。海外では何歳ぐらいの、どんな職業が見ているのかといった市場調査を実施し、そこから売り方を考える必要あり
R−18禁ゲームの海外展開について
(ぬ)海外でも出せる土壌を作るべきだ。海外みんながエロ=ダメではない。ここまでは行けるというローカライズを考えてこれからは作るべき。怖いのはソフ倫がパニックになること。海外バッシング怖いブロックしようではなく、何が悪いと思っているのか話し合って詳らかにして、一人でも多くの人が遊べる状況を作るべきだ
コンテンツ研究会 杉野氏
(杉野氏)3人を今後の集会、賛成派の説得に借り出してもよいか
(ひ)集会が非常に多くて時間が重なって取材ができない
(杉野氏)都のアクションに合わせて空いている会議室とっちゃえ的な動きをしてるため重なってしまう。
他人にR−18禁ゲームについて情報発信をする際に心がけること
(ひ)説得力を持つ人間になること。こんなに勉強しているんだったら信じてもいいか……という状況にする。R−18禁ゲームについて分かんない人が多いので、徐々に違いますよ、と言っていけば分かるかもという希望を持っている
(ぬ)みんな資料を入手して知識を共有してゆこう。最近はインターネットが便利なので論文も読める。自分がゆるがないようにする
(よ)成人向けコンテンツは好き嫌いがあるので、説得の仕方が問題になる。巨乳キャラ最高!ではダメ。やりこむとストーリーが複雑で……みたいな
(よ)周りから攻めるという手もある。今後、R−18ではないゲームも作ってくれるはずだから
(ぬ)……いい傾向じゃないと思っているのだが
(ひ)『ラブ・アゲイン』おばさんの同窓会があって、仲良くなった元同級生の刑事に会いに行ったら犯人にナイフで刺される現場に遭遇したってこれエロゲ?
(よ)ちゃっとやって、やった気になって「批評」する人が増えている。「批評」してすっきりする段階の次がある。この話何が面白いんだ。なんでこんなに売れているのか。それが積み重なって資産になる。暇がないという現実は別として、食いついたら骨までしゃぶる、そこまでして面白いゲームもある。やりこんで自信を持って面白いと思えるものを見つけよう
(ぬ)最近は社内でも諦めて(こういった真面目な話を)聞いてくれるようになった。皆さんがこういう話を聞いてくれることが嬉しい。ここから踏み込んでR−18ゲームに対する誤解を解けるように話が広まっていけばいいと思う