封娘最終刊

しんみりとした余韻を残す、ライトノベルっぽいくない予想外の終わり方でした。最終刊らしすぎる終わり方は「最後の宝貝」でやってしまっているのではありますから、奮闘編を含めたシリーズものとして、この終わり方は自然なものではあるけれど、いくつもの意味で終わってしまったことがとても哀しいものがあります。愛読者へのサービスもぬかりなく、P289では思わず吹いてしまいました。
前巻までの伏線は全て消化されていると思いますが、索具輪の欠陥もとい問題点について明確な説明がなかったことが唯一残念。これから某スレでは解釈論で幾つかの説でぶつかり合いが始まりそうです。というかこれからぶつけてきます。