CLANNAD After Story #16 白い闇

京都アニメーションデジタル映像開発室が久しぶりに本気を出してくれました。

エヴァの26話は”何もない世界から碇シンジを作り出す”ため白背景に黒線だったけど、この線画は絶望のなか弱々しくのたうつ朋也を描いている。

画面全体にソフトフォーカス+引き続いて朋也の輪郭は白線で描かれている。朋也の表情にはソフトフォーカスをかけないようにして?臨場感を高めている。

背後ではおっさんの「病院はまだか」など緊迫した台詞が飛び交っているけれど、半ば現実逃避した朋也くんはそれどころではない。二枚目の渚視点では背景が描かれているが、朋也(と一体化したプレイヤー)視点のこの画像は周囲の風景から朋也、渚、汐のみを取捨している。次回以降の親駄目ぶりの前哨戦だ。

他にも、今回は杏にことみの再登場と久しぶりの全力投球。過去を振り返る描写もあり、そちらは「現在」に比べて登場人物の顔の形が丸くなっていた。気づかなかったけど、第一期より顔がとがっていたのかな?

何はともあれ、ここまで我慢した回があった……。次回はうざそうだけど、ようやく本番だ。