若者よ、本物のオタクになれ!

麻生太郎にしてはまともなことを言ってますね。とても日本コンテンツ学会の設立式に欠席したばかりか祝電すらよこさなかった人物とは思えません。

さて、今回は漫画家二人と麻生太郎が会談したそうですが、総理の相方を務めたのが誰かといいますと、課長から部長はては社長まで、セックス交えて出世したエリート社員(ではないのか)である島耕作の作者、ウヨ御用達の弘兼憲史であります。

いみじくも総理はおっしゃいました。「オタクをやれるというのは、ある程度それで飯が食えて、自分の好きなことをやっていけるということ。」オタクの全てがオタク関連で生計を立てているとは思えませんが、真理をついています。「ある程度それで飯が食えて」の部分が特に重要です。ワーキングプア、とまではいかなくとも、その日暮らしの人間はオタクである自分を実演できない。その最悪のケースとして加藤容疑者が存在するわけです。

また、総理はこうもおっしゃいました。「若者に対して思うことは、なんとなく新聞に書いてあることを見ると、だいたい(新聞に書いてある通りに)そうなるんじゃないか……と思う人が多すぎるのではないか。“自分はこう思う”というオリジナルが少なくなっている。」
なんとなく教科書に書いてあることをそのまま信じるのではなく、”自分はこう思う”というオリジナルティ溢れた(そっちはそっちで典型的ですが)安倍総理ネトウヨを礼賛しているわけですね。わかりませす。村山談話河野談話を踏襲してしまった総理、せめて総理をやめてからは普段通りの麻生太郎を演じて欲しいものです。