美しい国の政治家に求められていること



 「閣僚や官僚は首相への絶対的な忠誠と自己犠牲の精神が求められている」。自民党中川秀直幹事長は18日、仙台市内での講演で、閣僚や首相官邸の中枢スタッフらに、緊張感を持って結束して安倍晋三首相を支えるよう求めた。内閣支持率が下げ止まらない中、閣僚らの問題発言や政策課題を巡る足並みの乱れなどが相次いでいる政府の現状に苦言を呈した。


 中川氏は「首相が入室した時に起立できない、私語を慎めない政治家は内閣にふさわしくない」と指摘。「自分が目立つことを最優先する政治家や、野党の追及が怖くて改革を進められない政治家は官邸を去らないといけない」とも述べ、首相が掲げる改革の実現にまい進すべきだと訴えた。


 統一地方選に関しては「分裂で得るものはほとんどなく、失うものは大きい」と保守分裂の回避が不可欠との認識を示した。


 「絶対的な忠誠と自己犠牲の精神」ってどこの将軍様の国なのかね。官房長官たる人間が非民主主義的価値観をもっていることを知らしめてくれたという点でよい発言です。もちろん国民にも「絶対的な忠誠と自己犠牲の精神」が求められています。六カ国協議で日本だけつまはじきにされていても良いのかなどという疑問は「絶対的な忠誠と自己犠牲の精神」にそぐわないので忘れましょう。