2006-10-24 今日の読書 読書 北方謙三『水滸伝 1』 国を正さんとの思いを秘め、全国にこれぞという者の網を張り巡らせて10年、20年の計を立てる宋江。誰だこいつ。ことあるごとに「官軍に帰順したいよう」と嘆くような奴に何故か人心が集まるという水滸伝はどこにある、ここに欠片もない! えんばしゃく(変換するのめんどい)も単なるやり手婆ぁから遠いところにいるようで、恐るべきは再解釈・再編成を怖れない北方謙三だ。次巻刊行はいつだ、待ちきれないぞ!