今、時代劇喫茶が熱い!


こんな記事を目にした。



あなたもメイド喫茶という名前くらい聞いたことはあるだろう。オタク系の男性をメインターゲットにすえた特殊な嗜好の喫茶店のことだ。メイド服と呼ばれるフリフリの服を着た女子店員に「ご主人様、いらっしゃいませ」と言ってもらえるならば、オタクたちは少々高めの料金を支払っても満足できるそうだ。


このメイド喫茶上野千鶴子氏が噛みついた。氏の見解を意訳すると「若い女性にご主人様と言わせて愉しむなんて、男女平等の思想はどこにいってしまったのか。ご主人様という言葉は戦前の良妻賢母モデルを志向しているようにすら思える。まったくもって、メイド喫茶に通うオタクたちはケシカラン」ということらしい。


そして本日、氏と関わりのある東京女性財団から新たなアクションが発表された。名付けて「時代劇喫茶」。ご主人様ならぬ、殿となって従業員のじいやたちをあごで使う喫茶店だ。「じい、茶はまだか!」「は、はい。ただいま……」会見中のデモンストレーションではそんな会話が交わされていた。封建時代がお好みなら、私たちの喫茶店にもどうぞお越しください、とのことだ。


この時代劇喫茶について秋葉原で100名に緊急アンケートを行ったところ賛成3名、反対90名という結果が出た。「ムカツク上司に見立ててストレス解消したいから」という意見もあったが、「なにそれ」「萌えない」「女性店員はいないの?」といった否定的な見解が圧倒的多数だった。メイド喫茶を利用しているオタクたちにはそっぽを向かれた格好だが、時代劇喫茶の未来やいかに。


週間大衆 平成17年4月31日発行


無論、大嘘だ。