コロコロコミック チンギス・カン

2/15 発売 http://www.corocoro.tv/
2/22 18時 朝青龍(大統領特別大使)がtwitterで抗議、駐日大使館が謝罪を求めるべきだ
https://news.biglobe.ne.jp/entertainment/0223/nrn_180223_4078635051.html
https://www.j-cast.com/2018/02/23321978.html?p=all
2/23 昼 モンゴル大使館がフェイスブック上に抗議文 https://www.j-cast.com/2018/02/23321978.html?p=all http://www.tokyo.embassy.mn/index.php?moduls=101&id=336
https://www.j-cast.com/2018/02/23321978.html?p=2

2/23 昼 モンゴル大使館 外務省に抗議 https://mainichi.jp/articles/20180224/k00/00m/040/098000c
2/23 昼(少なくとも15時前) 小学館 対応を協議中 https://www.j-cast.com/2018/02/23321978.html?p=all
2/23 モンゴル外相と日本の国会議員による23日の会合に同行した外務省職員に対して抗議
   外務省が小学館に連絡 https://www.asahi.com/articles/ASL2R643YL2RUTFK01K.html
2/23 (少なくとも20時より前)小学館、モンゴル臨時代理大使に謝罪文を渡す https://www.asahi.com/articles/ASL2R643YL2RUTFK01K.html
2/25~27 紀伊国屋未来屋書店くまざわ書店が販売中止 http://news.livedoor.com/article/detail/14365965/
2/26 モンゴルや中国内モンゴル自治区の出身者が抗議 https://www.asahi.com/articles/ASL2V52SSL2VUCVL01G.html
2/28 昼 回収する可能性について、「現在、対応を協議中です」 https://www.j-cast.com/2018/02/28322354.html?p=all
3/6 回収発表

なお、チンギス・ハーンなのかチンギス・カンなのかチンギス・カアンなのかについては https://togetter.com/li/1158065

2010年総務委員会の目次的なもの

http://www.gikai.metro.tokyo.jp/record/general-affairs/2010-05.html

小山くにひこ委員
 条文や規則の定義に関する質疑。より慎重、明確な対応を求める。
吉原修委員
 不健全図書指定の制度、仕組みに関する質疑。治安対に合いの手を入れるような質疑。大松あきら委員
 条例案を全面肯定する質疑。
古館和憲委員
 定義に関する質疑。学問的知見の有無について質疑。
西崎光子委員
 不健全図書の運用に関する質疑。さらなる議論そして努力を求める。
淺野克彦委員
 行政による恣意的な判断の介入について質疑。実効性の担保について質疑。
田中たけし委員
 条例を否定する明確な理由はない。

http://www.gikai.metro.tokyo.jp/record/general-affairs/2010-07.html

山口拓委員
 青少年健全育成条例の改正案の都民等(各種団体)に対する説明について質疑。
田中たけし委員
 表現の自由を何ら規制するものでもないことが明確になった。
吉田信夫委員
 条例提出と各種団体に対する説明に関する質疑。


http://www.gikai.metro.tokyo.jp/record/general-affairs/2010-08.html

赤枝参考人
 抑止力的な効果が今回の条例改正にある。
宮台真司参考人
 表現規制よりもゾーニング規制。恣意性ないしは無限定性。
田中隆参考人
 東京都はこの改正案を本来撤回すべき。構成要件が極めて抽象的で極めて萎縮効果を生みやすい。
前田雅英参考人
 指定に基づく区分陳列を義務づけるだけのもの。科学的な根拠がなければ規制を一切できないということにはならない。実際の運用は低いところからだんだん積み上げていくという作業。

http://www.gikai.metro.tokyo.jp/record/general-affairs/2010-11.html

吉田信夫委員
 反対声明を発した団体などに対する説明の返事について質疑。部分的な字句の訂正ではなくて、そもそも条例を撤回する、そして改めて一から議論し直すことが求められている。
小山くにひこ委員
 受容環境を整備、制御することの方が重要なのではないか。
田中たけし委員
 都民への条例改正案の趣旨を周知するための取り組みについて質疑。法律の専門家であっても、明らかに条例改正案に含まれていないことを理由に反対をしている方々もいる。
松あきら委員
 恣意的な指定基準の運用を排除するためにも新しい基準を加える条例改正が必要。
西崎光子委員
 不健全図書の展示状況、業界との協力関係に関する質疑。悪いものを排除してこの問題を解決していくのではなく、読み手となる青少年の保護・救済の方が大切。

http://www.gikai.metro.tokyo.jp/record/general-affairs/2010-12.html

田中たけし委員
 修正案に対する趣旨説明。各条文の文言の一部がわかりにくいという指摘を踏まえて、原案の趣旨を変えることなく、より都民等にわかりやすいものに置きかえるとともに、条例改正案の拡大解釈やひとり歩きを心配するご意見を踏まえて、その実施状況を踏まえた議論と、見直しの機会を確保する。
淺野克彦委員
 「原案が持つ問題点」に関する条例改正案を提出する側の認識について質疑。各文言の細かな定義、附則第四項について質疑。
吉田信夫委員
 十分関係者の意見を聞くことができたのか。附則第四項について質疑。
小山くにひこ委員
 条例改正案および修正案に対して反対。
吉原修委員
 修正案に賛成。
小林健二委員
 修正案に賛成。
吉田信夫委員
 条例改正案および修正案に対して反対。
西崎光子委員
 条例改正案および修正案に対して反対。


http://www.gikai.metro.tokyo.jp/record/general-affairs/2010-19.html

松下玲子委員
 自主規制の取り組みへの評価について質疑。なぜ、漫画を示した説明会のみを都内で七十二回も行っているのか。

http://www.gikai.metro.tokyo.jp/record/general-affairs/2010-21.html

松下玲子委員
 今回提出した改定案の改善点について質疑。本当に明確になっているのかを確認。アウトサイダーがいるから基準を変えるというのは論理に飛躍がある。目的は青少年の健全育成であり、規制は必要最小限とならなくてはならない。
吉田信夫委員
 今回の改定案によって、新たな重大な問題が生まれている。自主規制の当事者との協議に関する質疑。
西崎光子委員
 不服申し立ての保障を検討する必要があったのではないか。行政にすべての判断を任せていくのではなく、社会が子どもを育てていく環境整備への取り組みを求める。
小山くにひこ委員
 不健全図書指定に関する質疑。創作者を初め出版関係者や都民の方々の懸念や不安に対する配慮を求める。

http://www.gikai.metro.tokyo.jp/record/general-affairs/2010-23.html

小山くにひこ委員
 図書類の検討時間の確保と審議家庭の明確化を求める。付帯決議を付して賛成。
吉田信夫委員
 付帯決議をもって条例案の重大な問題点は是正できず、反対。

5/20 第1回 メディアと表現について考えるシンポジウム

第一部

(林)今回のテーマは自分の生きる現場はちょっと我慢すればよいと、後回しにされてきた簡単なようで難しいテーマ。受け手が発信者になる時代
(小島)バラエティ番組から「中年女性怖いと言って良い」というメッセージが伝わってないか。表現するときの選択・場所・文脈を今以上に意識するようにしよう。誰も傷つかない社会を目指して対話を始めよう
(竹下)事例紹介。うな子、アメトーク、ムーニー。企画側から表現の幅が狭くなった、口うるさい奴だと思われていると語る芸人もいる。この「分断」を乗り越える
(白河)事例紹介。うな子、「人気のある」碧志摩メグ、婚活ブック。炎上までは行かなくても女性が働いていないイクメンブック、女性が働いていないライフデザイン双六、母子だけが取り上げられるイクメンイベントの子育てパンフ。提案1、男女共同参画担当と協働。提案2、誰がチェックするか。
(羽生)ママパパとして「子供に見せたくない」テレビがある。これはひどいんじゃないかと読者からメールが届くことも多くなってきた。子供のいじめで「笑い」を意識したものがある。テレビをまねしていないか。ネットの作り手として4回くらいクリックするとアダルトコンテンツが出てくるインターネットは「クリックすらできない」。男性が作ってきた文化だと思ってます。ネット空間では被害者はいつも女性で慣らされてしまう感覚がある。
(加藤)女性のエンパワメントを仕事にとしている。あらゆる人があらゆる場所で自分の可能性を安全な社会のもとで目指していけるように。2000年のミレニアム開発目標の達成を5年後に控えた2010年、それまでは表面になかった問題が出てくる。「文化的な意識と普遍的人権が近況関係にある場合、後者を優先すべきだ」。unconsciousnessな差別がある。これはダメではなくこれもいいね、なエンパワメントする社会をつくる。
(大澤)刑法性犯罪を変えよう!プロジェクトでは性や性暴力に関するすり込みを可視化するため、女性の魅力は性的なもの、痴漢を受け入れろなどといった発言を耳打ちされるなかで人はどのような選択をするのかというロールプレイを実施している。日本は性教育の代わりにコンビニのエロ雑誌、ネット上のアダルト広告、壁ドンは性犯罪ですよねトキメキますか? 性関係において相手の合意を求めましょう。親子、上司、友達、パートナーを通じた被害の再生産。黙っていることはこれに加担すること。どう声をあげれば会話になるか。(1)当事者が自分の経験、「なぜ」変えて欲しいかを伝える(2)具体的な変化を求める(3)共感の輪を広げる。周りの人と話して価値観、気持ちを伝えて「市民の声」へ(4)リアルな関係を構築し対話をする
(田中)長年メディアでジェンダーが広告に対し取り組んできたことがオンラインの無法地帯で台無しにされている。インターネット上の批判されるCM、作る側は前向きに女性を捉えているつもりである。受け手はディストピア的現実を美化、肯定するためのイデオロギーと感じる。SNSは女性にとって主要な発話空間。「瞬間の君臨」瞬間的に膨張し、忘却される。かつては「私作る人、あなた食べる人」のようにスローだった。炎上CMに対しネトフェミ、自分はつらくなかった、などと語る人と時間をかけて対話する空間をどう構築するか。
(緑川)21条では一切の表現の自由を私たち一人一人が持つ権利として認めている。根拠は2つ、民主主義社会でコンセンサスを作り上げるため、人格形成と発展・自己実現。ただし、他者の権利との調整は必要最小限になされる。ここでは具体的な権利侵害が必要。セクハラ・パワハラは会社から見れば労務問題、経営問題。一般企業ではセクハラパワハラとされる事項が、バラエティ番組の制作現場では演出であるとして声を上げられないことはありうる。受け手が不快だ怒りがこみ上げる、これは具体的な権利侵害ではない。お互い表現の自由を行使し合って違う価値観を主張する。理解と共感を求める議論を。

第二部

(林)分断、断絶という話があった。これまで対話が少なかったのではないか。笑いと暴力が近い関係にある、問題だと思いました。
(小島)自由は「あなたはあなたでいていい」ということだと理解している。ネットの個人アカウントの声も聴けば「そこにいていいよ」と力づけられるものでもある。表現とは発言の場を作ること。
(竹下)多様性、偏見に気をつける。制限があるからこそよい表現が生まれるのではないか。言っていいこと、悪いことが変わったならそれに取り組むのがプロ。むしろそこに自由を感じる。自由は対立する概念でない。
(白河)メディアは男性社会。経済界の方が進んでいる。地方は女性が(議会などに)いない所は……。とはいえ女性がいればいい問題ではない。スポンサーの女性もいいと言っていました!にはダイバーシティインクルージョンがない。女性の中にも多様性がある。
(小島)「男ってこれが正解」に適応することが幸せでない人も多いと思う。女でもセクハラされている人は魅力がないと言う人もいる。男VS女でも世代論でもない。
(羽生)(前発言からつなげて)多様性のない世界も多様性があるように見えてくる。マイノリティになると本来の自分が語りにくい。たとえばパパをママに変換すると、「とんでもない」文章ができあがる。
(竹下)heをsheに変えるだけで意識が変わる
(大澤)性暴力が起こる現場でジェンダー不平等がどれだけあるかのロールプレイを行っている。同意がないストーリーを同意あるストーリーに書き換えることが目標だが、それすら難しい。
(加藤)女性がかわいそうだから〜というトーンがこれまで多かった。これが男性への差別になる。男性も子供とかかわりたいのに! カテゴリーで考えない
(田中)教育が大事。女子大でジェンダー教育、デートDV、etcを教えているが自己防衛のための教育にしかなっていない。外の男性が多いサークルでは授業と全く違う扱いを受ける。
(緑川)「私作る人、僕食べる人」を見て絶対自立した人間になるため仕事を手に付けようと思った私だが、本当に男女は同じ権利を持ち、性別役割分担を克服できたか。誰から強制されたわけでもなく、社会の中でうまくやっていくために。自分の中の問題でもある。表現の自由を行使することでいろいろな価値観の人と対話、フィードバックをお互いにし、よい社会を作ることを意識していこうと思った。

第三部*1

Q.(次世代社会研究機構 西田)メディアこそ表現のプロでないと思っている。ビジネスの中で生きている。本日の感想として、論点を整理して話すのは学術の方だったと思います。小島さんのような方はまれな方で、枠の中でどう表現するか非常な努力がある
A.(竹下)枠があるからこそ芸術が生まれる。インターネットでは自分の名前で記事を書いている。FACEBOOKのシェアでは300あったし共感を得ている。(林)TVでは電波法の大きな影響があり、そこで暴力的なプロではない話が出てくることに対して問題提起
Q.実際、ムーニーCMを人はどう思っているのか。私はよいCMだと思った。
A.(竹下)素晴らしいという人が多い。オチでこのまま頑張りなさいというメッセージ、夫がちらっと映ることで批判された。(小島)宝物になるから我慢しろというメッセージを受け取った人もいる。
Q.そういう人もいるから中止というのはやりすぎでは。
A.(小島)炎上したことでとりやめるのか、続行するのかは企業に委ねられている。(竹下)ムーニーはとりやめなかった。じゃあ皆さんの意見を聞きましょうという印象を受けた。
Q.製薬会社のコンプライアンス担当です。巨大な敵として「笑い」が出てきた。私の息子もyoutubeを浴びるように見ている。いわゆる優等生でない人にも伝わるようなコンテンツが必要ではないか。
A.(白河)ナインティナインがやってる婚活番組を元にした地方自治体のイベントがあり、元ネタでは男性が女性のところへ行くものもあるがイベントではんそうではない。TVの影響は大きい。
Q.TBSラジオリスナーです。マスコミで働いている人が自分で「マスゴミ」と述べる環境って……。
A.(小島)たかがTV雑誌、されどTV雑誌。プライドや責任と、たかがTVだ高をくくる、この二つの気持ちが対立するなかで「これくらいならいいだろう」と思うところに小さな暴力性がある。
Q.ライターです。マイノリティは発信者になれない。出演者はある種の力を持っている人。
A.(林)声を上げない上げられない多くの人を自覚しながらシンポジウムを企画していくべき。それでは最後に140文字いないで一言ずつお願いします。

(小島)笑いは本当はいろいろなものをつなげるためにある。
(竹下)私が育児休暇を取ったときに妻の尻に敷かれたのかなどと言われた。マジョリティも、もしかしたらマイノリティになる瞬間があるのかもしれない。
(白河)笑う方が権力を持つ笑いっておかしい。性教育が壊滅している。
(羽生)発信者と受け手の分断はそこまでひどくはないと思っている。ネット上の炎上は(企業に)届かない。本当に意見がある場合は実名を出して意見を頂ければ。一週間かけて取材するなど、取り組みを積み重ねていきたい。
(加藤)いろいろ違う意見を聞く場が東大で行われたのは素晴らしい(笑)年いってる人間があきらめていることも、連携すればできる時代になった。
(大澤)悪いコンテンツを変えるだけでなく、良いコンテンツを盛り上げることも大事。どういう声があったら行動を変えられるか?こういう風に思うことを発言することが大事。
(田中)同世代の男性は育休を取ることが多くなった。女子大でも良妻賢母を作る教育からいかに自立するかの教育へと変化している。
(緑川)発言できないマイノリティという現実がある。しかし、マイノリティはずっとマイノリティなのか。権力を持っていた人も時代が変われば権力を失いこともある。家の中、職場の、学校の関係etc、立場はある時点で変わることがある。違ったたちがからは別の視野で見ることができる。考え方が違うことを認めながら根気強く話を続ける。
(林)多様性を実感できる場所が少なくなっている。

Huffpostでシンポの記事が公開されています。 => こちら

*1:回答者に自信がありません

ビデオカード交換


CPU AMD Ryzen R7 1800X
MEM DDR4-2667 8Gx2
MB MSI B350 TOMAHAWK(BIOS 7A34v14)
GPU AMD Radeon R480 4G
SSD PLEXTOR PX-512M8PeG
OS Windows10 Creators Update

ゆめりあベンチ 640x480 それなり 223010
Rewrite ちはやローリングWE 1842468(沖縄->八戸)
Cinebench R15.0 OpenGL 111.72fps CPU 1619cb CPU(Single Core)150cb

児童ポルノに対する態度を分類しようと思う

禁止派

childhood(という概念)の保護
児童の人格、もしくは肖像権に対する侵害を防止
チャイルド・マレスターの養成防止(弾丸理論)
社会の意識醸成(新・強力効果理論)
児童性虐待により作られた映像等の排除(架空のキャラクターに人権を認めるVer)
児童性虐待により作られた映像等の排除(架空のキャラクターに人権を認めないVer)

擁護派

児童の性的な部位に特段の保護を認めない/芸術無罪
児童の性的自己決定権

セックスワーカーの安全、健康、権利 ―― オーストラリアとアメリカの運動から ――

Mish Pony

Scarlet Alliance

全職員がsex worker(過去そうだった、を含む)*1 個々の州の活動を国レベルへとつなげる活動を行っている。オーストラリアは売春が非犯罪化されている州もあれば刑罰が課される州もある。

Criminalization / Licensing / Decriminalization

Criminalization。sex workに関連すること、たとえばsex workで稼いだ金で生活することや、sex workが行われる場所に立ち入ること、コンドーム所持なども禁止される。
Licensing。合法/違法が細かく設定される。コンドームを付けない性行為は違法であるとか、手袋を使わないマスタベーションは違法であるとか、住宅街の売春宿はNGとか。三ヶ月ごとに性感染症の検査を行っているが、頻繁に検査することが感染率を下げることにはならない
Decriminalization。上二つで警察の腐敗が起こっていることもあり、非犯罪化を求める。"Kirby Institute - Law and Sex wroker Health Study" 3モデル(Criminalization, Licensing, Decriminalization)の比較。非犯罪化した地域はsex workerの健康・権利を向上させるプログラムに対するsex workerの警戒心が和らぐ。非犯罪化したからといって性産業が増えるわけではない。*2 アジア系などの移住者を含め、sex workerの性感染症の感染率は一般女性より少ない。売春宿が住宅街にあっても影響はない。2015年〜2016年に規制すべきかを再検討したが、非犯罪化を据え置いた。

Trafficking

政府の物差しで「人身売買」をサポートした人が逮捕される。反人身売買キャンペーンは人身売買を過大に扱っている。実際の人身売買の規模は小さい。オーストラリアで人身売買の裁判は13件、その中で騙されて働かされた人は1〜2件。対処としては(売春の)非犯罪化がよい、警察に駆け込みやすい。"TO STOP TRAFFICKING -DECRIMINALIZSTION-" 英語が話せないため違法な環境で働いていると思われているが、移住者に対するアンケート結果では生活に満足しており、非移住者と変わらない結果が出ている。*3 自分でVISAを取った人が1/4、誰かに間に入ってもらった1/4の人は第三者に借金している。英語を話せないため、必要とするサービスを受けにくい

LGBTQ workers

レズと表明して働くとはどういうことか――差別、解雇――カムアウトは難しい。数は少ないが積極的に運動に参加している。

Peer Education Training

仲間内で性的に健康であるためにはどうすればいいか、税金の支払い方、性産業から出て行くにはetcを教える。UNや政府からもbest practiceだと言われている。12ヶ月以上の経験を持つ者をEducatorとして認定、表彰する仕組み。

Carol Queen

私たち一人一人が個人の快感を持つ権利と責任を持つと思っている。自分が許容できる範囲のものを、共感できるパートナーと、合意のもとで、何をしたいかしたくないかを明確に、どのような選択肢があるか調べる権利を持ち、性的な情報を知る権利がある。*4

sex positive

アメリカだと"Oh! Yeah! Love Sex!!"という人が多いが、そういうことではなくsexに関する多様性、Normalはないということ。自分と違う性的好奇心の人を批判・評価することではなくその逆、自分がどう考えるかに気づき自分でコントロールできる状態。私たちが住む文化についてcriticする力を持つ。sex negativeな社会では性的好奇心を持つことできず、クィアな人が自分らしく生きられず周りの人から尊重されることができなくなる

sex work, agency, porn

sex workとは、物やお金の代償としてsexやsex entertainmentを提供すること。自らが決断し、決断したことを実際に行うことができる状態をagencyと定義する。Pornは批判され議論されることが多いテーマ。セックスを見れること自体がショッキングな人もいれば、自分のセックスのやり方・自分が好むやり方でない時に不快感を覚える人、sex/genderの見え方が好ましくない/親密さが欠けている、ステレオタイプだと言う人、ポルノを見ている人が性的興奮を覚えること自体がいやな人も。ヘテロセックスがほとんど。昔は金のために作っていたが最近は変化が見られる。ポルノの定義を一つにまとめることは難しい。性的ファンタジーをサポートする方法の一つとしてのポルノもあれば、社会的教育的課題に向き合うものも。ポルノのほとんどがジェンダーステレオタイプを使っているが、すべてのポルノがそうではない。ポルノ産業に関わる人もいろいろ。露出したい人、金のための人、性的な冒険をしたい人、パートナーを喜ばせたい人。主流のポルノでは無理矢理やらさせる人は少なくなったがスマートフォンで誰でもポルノを作れるようになった。

feminist pornography

「ポルノに現れる人がagencyとしてポルノに出ているか」自分がしたくないsexに対して嫌と言えるか。安全な、自分が選ぶ手段で撮影が行われるか。このような関心に基づいて作られているのがfeminist porn。feministとpornが切り離されて使われてきた歴史から注意して使われる言葉。feminist pornの制作者はfair tradeにかぶせてこの言葉を使っている。女性がポルノを楽しむことについて重きを置いている。他のポルノと比べてperformerがどのような交渉を行ってポルノに出演したのかが撮影される。
ポルノに出演する人だけでなく、ポルノを見る人にもステレオタイプがある。ポルノはマスタベーションを連想させる、これがポルノに対して不快感を覚える要素の一つである。ポルノは主流社会ではメジャーでない、たとえばゲイがサポートを受ける場所でもある。ポルノが性教育になりうる――あたかもポルノがsex documentaryであるかのように語られることもあるが、もちろんポルノはメディアの産物。performerはアスリートみたいなもので、休みの日にはカメラに映るものとは全く違うsexをパートナーとしている。メディアリテラシーが必要だ。ポルノを性教育として扱うことは、カーレースを教習所の教材として使うようなものだ。

trafficking

人身売買はすべてsex workという見方をしてしまっている。異なるものとして扱うことが必要。強制されたsex work=>traffickingではない。性売買ではないtraffickingもある。国際レベルのanti-traffickingを訴える人の中にはtraffickingをより広くとらえて、ある地域から別の地域に移って働くことをtraffickingとする人もいる。もちろん誘拐や騙されて移動した人もいるが、移住を自分で選んだ人もいる。その区別をすることが必要。元々住んでいた地域ではsex workが認められないため、白い目で見られない場所に移住してお金を稼ぎ、出身地に戻って家を買うようなケースもある。sex workはworkである、というのは大事だ。

Q&A

Mish Pony

非犯罪化が取るべき第一のステップ。そのためには世間を教育しなければならない。そのためにメディアを使う、メディア業界の中にサポーターを作る、NGO特に党派がない所にサポーターを作る、リサーチと証拠に基づいたことを話す、相手の興味を引く話をする。
スウェーデン・モデルはsex workerの周囲に犯罪化が起こり、たとえば買春者を捕まえるために警察がsex workerを監視するようになる、果てはアングラ化。sex workerは被害者という考え方が根幹にある。sex workをやめても他の経済活動に移れるわけでもないので意味がない。
sex workやりたくない人を助けたい人は就労斡旋をするべきだ。

Carol Queen

同意を実証するのは難しい。Noと言っていなければOKと勘違いされている。ポルノが合意に取り組もうとしているのは「performerは同意していないだろう」と思われてきたから。
従軍慰安婦は世界中のsex workerが関心をもつ問題。個人がどれだけagencyを持っていたのか、様々な要素が絡んだなかで考えるべきで、拉致の有無のみに注目することに意味はない。経済的問題がなければsex workはなくなるという人もいるが、白黒を付ける考え方は有効でない。実際に経験した人に聞いて、どうすれば(agencyがない状況を)解決できるか考える。
アメリカでは児童ポルノを防ぐためIDや契約書へのサインが必要。業界としては、仮名や匿名でやりたい人もいる。日本のAV出演強要の話は同意がなかった場合のシチュエーションが法を変えるために使われている。
小児性愛に対して、どうやって子供への害を防ぐのかが主流の考え。セクソロシストとしては医療的介入は効果がなく、行動療法が有効なのではないか。欲望をファンタジーで解消させ実際の行動を防止する。たとえばペルソナ*5、大人が子供のふりをするポルノの分野もある。

*1:オーナーがいると労働条件向上など言いづらいし、オーナーのための運動と思われるから断っている

*2:何故かはよくわからない。人が増えすぎると一人あたりの稼ぎが減るため離れる人も出てくる、などが考えられる

*3:アンケートの7割は移住者、残り3割は比較のために非移住者

*4:ここらへん早すぎてメモが追いつかなかった

*5:カッ

キミに眠る俺の罪

まず、条例第7条を再確認しよう。

  • 一 著しく性的感情を刺激し、甚だしく残虐性を助長し、又は著しく自殺若しくは犯罪を誘発するものとして、東京都規則で定める基準に該当し、青少年の健全な成長を阻害するおそれがあると認められるもの
  • 二 販売され、若しくは頒布され、又は閲覧若しくは観覧に供されている図書類又は映画等で、その内容が、第七条第二号に該当するもののうち、強姦等の著しく社会規範に反する性交又は性交類似行為を、著しく不当に賛美し又は誇張するように、描写し又は表現することにより、青少年の性に関する健全な判断能力の形成を著しく妨げるもの

次に、条例第8条第1項を再確認しましょう。

  • 一 販売され、若しくは頒布され、又は閲覧若しくは観覧に供されている図書類又は映画等で、その内容が、青少年に対し、著しく性的感情を刺激し、甚だしく残虐性を助長し、又は著しく自殺若しくは犯罪を誘発するものとして、東京都規則で定める基準に該当し、青少年の健全な成長を阻害するおそれがあると認められるもの
  • 二 販売され、若しくは頒布され、又は閲覧若しくは観覧に供されている図書類又は映画等で、その内容が、第七条第二号に該当するもののうち、強姦等の著しく社会規範に反する性交又は性交類似行為を、著しく不当に賛美し又は誇張するように、描写し又は表現することにより、青少年の性に関する健全な判断能力の形成を著しく妨げるものとして、東京都規則で定める基準に該当し、青少年の健全な成長を阻害するおそれがあると認められるもの

次に、条例第8条第1項第1号および第2号の要件を整理しよう。施行規則*1より
第1号

  • 一 著しく性的感情を刺激するもの 次のいずれかに該当するものであること。
    • イ 全裸若しくは半裸又はこれらに近い状態の姿態を描写することにより、卑わいな感じを与え、又は人格を否定する性的行為を容易に連想させるものであること。
    • ロ 性的行為を露骨に描写し、又は表現することにより、卑わいな感じを与え、又は人格を否定する性的行為を容易に連想させるものであること。
    • ハ 電磁的記録媒体に記録されたプログラムを電子計算機等を用いて実行することにより、人に卑わいな行為を擬似的に体験させるものであること。
    • ニ イからハまでに掲げるもののほか、その描写又は表現がこれらの基準に該当するものと同程度に卑わいな感じを与え、又は人格を否定する性的行為を容易に連想させるものであること。

第2号

  • 一 性交又は性交類似行為(以下「性交等」という。)のうち次に掲げる行為を、当該行為が社会的に是認されているものであるかのように描写し若しくは表現し、又は当該行為の場面を、みだりに、著しく詳細に若しくは過度に反復して描写し若しくは表現することにより、閲覧し、又は観覧する青少年の当該行為に対する抵抗感を著しく減ずるものであること。
    • イ 強制わいせつ、強姦(女子のみ)、準わいせつ及び準強姦(後者は女子のみ)、集団強姦(女子のみ)、強制わいせつ等致死傷、強盗強姦及び同致死(女子のみ)
    • ロ 児童買春、児童ポルノ(盗撮含む)
    • ハ 児童に淫行をさせる行為
  • 近親姦
  • 三 一、二の電子的記録

なお、以降は盛大にネタバレするため、気にする方は読まない方がよいでしょう。

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