児童ポルノに対する態度を分類しようと思う

禁止派

childhood(という概念)の保護
児童の人格、もしくは肖像権に対する侵害を防止
チャイルド・マレスターの養成防止(弾丸理論)
社会の意識醸成(新・強力効果理論)
児童性虐待により作られた映像等の排除(架空のキャラクターに人権を認めるVer)
児童性虐待により作られた映像等の排除(架空のキャラクターに人権を認めないVer)

擁護派

児童の性的な部位に特段の保護を認めない/芸術無罪
児童の性的自己決定権

セックスワーカーの安全、健康、権利 ―― オーストラリアとアメリカの運動から ――

Mish Pony

Scarlet Alliance

全職員がsex worker(過去そうだった、を含む)*1 個々の州の活動を国レベルへとつなげる活動を行っている。オーストラリアは売春が非犯罪化されている州もあれば刑罰が課される州もある。

Criminalization / Licensing / Decriminalization

Criminalization。sex workに関連すること、たとえばsex workで稼いだ金で生活することや、sex workが行われる場所に立ち入ること、コンドーム所持なども禁止される。
Licensing。合法/違法が細かく設定される。コンドームを付けない性行為は違法であるとか、手袋を使わないマスタベーションは違法であるとか、住宅街の売春宿はNGとか。三ヶ月ごとに性感染症の検査を行っているが、頻繁に検査することが感染率を下げることにはならない
Decriminalization。上二つで警察の腐敗が起こっていることもあり、非犯罪化を求める。"Kirby Institute - Law and Sex wroker Health Study" 3モデル(Criminalization, Licensing, Decriminalization)の比較。非犯罪化した地域はsex workerの健康・権利を向上させるプログラムに対するsex workerの警戒心が和らぐ。非犯罪化したからといって性産業が増えるわけではない。*2 アジア系などの移住者を含め、sex workerの性感染症の感染率は一般女性より少ない。売春宿が住宅街にあっても影響はない。2015年〜2016年に規制すべきかを再検討したが、非犯罪化を据え置いた。

Trafficking

政府の物差しで「人身売買」をサポートした人が逮捕される。反人身売買キャンペーンは人身売買を過大に扱っている。実際の人身売買の規模は小さい。オーストラリアで人身売買の裁判は13件、その中で騙されて働かされた人は1〜2件。対処としては(売春の)非犯罪化がよい、警察に駆け込みやすい。"TO STOP TRAFFICKING -DECRIMINALIZSTION-" 英語が話せないため違法な環境で働いていると思われているが、移住者に対するアンケート結果では生活に満足しており、非移住者と変わらない結果が出ている。*3 自分でVISAを取った人が1/4、誰かに間に入ってもらった1/4の人は第三者に借金している。英語を話せないため、必要とするサービスを受けにくい

LGBTQ workers

レズと表明して働くとはどういうことか――差別、解雇――カムアウトは難しい。数は少ないが積極的に運動に参加している。

Peer Education Training

仲間内で性的に健康であるためにはどうすればいいか、税金の支払い方、性産業から出て行くにはetcを教える。UNや政府からもbest practiceだと言われている。12ヶ月以上の経験を持つ者をEducatorとして認定、表彰する仕組み。

Carol Queen

私たち一人一人が個人の快感を持つ権利と責任を持つと思っている。自分が許容できる範囲のものを、共感できるパートナーと、合意のもとで、何をしたいかしたくないかを明確に、どのような選択肢があるか調べる権利を持ち、性的な情報を知る権利がある。*4

sex positive

アメリカだと"Oh! Yeah! Love Sex!!"という人が多いが、そういうことではなくsexに関する多様性、Normalはないということ。自分と違う性的好奇心の人を批判・評価することではなくその逆、自分がどう考えるかに気づき自分でコントロールできる状態。私たちが住む文化についてcriticする力を持つ。sex negativeな社会では性的好奇心を持つことできず、クィアな人が自分らしく生きられず周りの人から尊重されることができなくなる

sex work, agency, porn

sex workとは、物やお金の代償としてsexやsex entertainmentを提供すること。自らが決断し、決断したことを実際に行うことができる状態をagencyと定義する。Pornは批判され議論されることが多いテーマ。セックスを見れること自体がショッキングな人もいれば、自分のセックスのやり方・自分が好むやり方でない時に不快感を覚える人、sex/genderの見え方が好ましくない/親密さが欠けている、ステレオタイプだと言う人、ポルノを見ている人が性的興奮を覚えること自体がいやな人も。ヘテロセックスがほとんど。昔は金のために作っていたが最近は変化が見られる。ポルノの定義を一つにまとめることは難しい。性的ファンタジーをサポートする方法の一つとしてのポルノもあれば、社会的教育的課題に向き合うものも。ポルノのほとんどがジェンダーステレオタイプを使っているが、すべてのポルノがそうではない。ポルノ産業に関わる人もいろいろ。露出したい人、金のための人、性的な冒険をしたい人、パートナーを喜ばせたい人。主流のポルノでは無理矢理やらさせる人は少なくなったがスマートフォンで誰でもポルノを作れるようになった。

feminist pornography

「ポルノに現れる人がagencyとしてポルノに出ているか」自分がしたくないsexに対して嫌と言えるか。安全な、自分が選ぶ手段で撮影が行われるか。このような関心に基づいて作られているのがfeminist porn。feministとpornが切り離されて使われてきた歴史から注意して使われる言葉。feminist pornの制作者はfair tradeにかぶせてこの言葉を使っている。女性がポルノを楽しむことについて重きを置いている。他のポルノと比べてperformerがどのような交渉を行ってポルノに出演したのかが撮影される。
ポルノに出演する人だけでなく、ポルノを見る人にもステレオタイプがある。ポルノはマスタベーションを連想させる、これがポルノに対して不快感を覚える要素の一つである。ポルノは主流社会ではメジャーでない、たとえばゲイがサポートを受ける場所でもある。ポルノが性教育になりうる――あたかもポルノがsex documentaryであるかのように語られることもあるが、もちろんポルノはメディアの産物。performerはアスリートみたいなもので、休みの日にはカメラに映るものとは全く違うsexをパートナーとしている。メディアリテラシーが必要だ。ポルノを性教育として扱うことは、カーレースを教習所の教材として使うようなものだ。

trafficking

人身売買はすべてsex workという見方をしてしまっている。異なるものとして扱うことが必要。強制されたsex work=>traffickingではない。性売買ではないtraffickingもある。国際レベルのanti-traffickingを訴える人の中にはtraffickingをより広くとらえて、ある地域から別の地域に移って働くことをtraffickingとする人もいる。もちろん誘拐や騙されて移動した人もいるが、移住を自分で選んだ人もいる。その区別をすることが必要。元々住んでいた地域ではsex workが認められないため、白い目で見られない場所に移住してお金を稼ぎ、出身地に戻って家を買うようなケースもある。sex workはworkである、というのは大事だ。

Q&A

Mish Pony

非犯罪化が取るべき第一のステップ。そのためには世間を教育しなければならない。そのためにメディアを使う、メディア業界の中にサポーターを作る、NGO特に党派がない所にサポーターを作る、リサーチと証拠に基づいたことを話す、相手の興味を引く話をする。
スウェーデン・モデルはsex workerの周囲に犯罪化が起こり、たとえば買春者を捕まえるために警察がsex workerを監視するようになる、果てはアングラ化。sex workerは被害者という考え方が根幹にある。sex workをやめても他の経済活動に移れるわけでもないので意味がない。
sex workやりたくない人を助けたい人は就労斡旋をするべきだ。

Carol Queen

同意を実証するのは難しい。Noと言っていなければOKと勘違いされている。ポルノが合意に取り組もうとしているのは「performerは同意していないだろう」と思われてきたから。
従軍慰安婦は世界中のsex workerが関心をもつ問題。個人がどれだけagencyを持っていたのか、様々な要素が絡んだなかで考えるべきで、拉致の有無のみに注目することに意味はない。経済的問題がなければsex workはなくなるという人もいるが、白黒を付ける考え方は有効でない。実際に経験した人に聞いて、どうすれば(agencyがない状況を)解決できるか考える。
アメリカでは児童ポルノを防ぐためIDや契約書へのサインが必要。業界としては、仮名や匿名でやりたい人もいる。日本のAV出演強要の話は同意がなかった場合のシチュエーションが法を変えるために使われている。
小児性愛に対して、どうやって子供への害を防ぐのかが主流の考え。セクソロシストとしては医療的介入は効果がなく、行動療法が有効なのではないか。欲望をファンタジーで解消させ実際の行動を防止する。たとえばペルソナ*5、大人が子供のふりをするポルノの分野もある。

*1:オーナーがいると労働条件向上など言いづらいし、オーナーのための運動と思われるから断っている

*2:何故かはよくわからない。人が増えすぎると一人あたりの稼ぎが減るため離れる人も出てくる、などが考えられる

*3:アンケートの7割は移住者、残り3割は比較のために非移住者

*4:ここらへん早すぎてメモが追いつかなかった

*5:カッ

キミに眠る俺の罪

まず、条例第7条を再確認しよう。

  • 一 著しく性的感情を刺激し、甚だしく残虐性を助長し、又は著しく自殺若しくは犯罪を誘発するものとして、東京都規則で定める基準に該当し、青少年の健全な成長を阻害するおそれがあると認められるもの
  • 二 販売され、若しくは頒布され、又は閲覧若しくは観覧に供されている図書類又は映画等で、その内容が、第七条第二号に該当するもののうち、強姦等の著しく社会規範に反する性交又は性交類似行為を、著しく不当に賛美し又は誇張するように、描写し又は表現することにより、青少年の性に関する健全な判断能力の形成を著しく妨げるもの

次に、条例第8条第1項を再確認しましょう。

  • 一 販売され、若しくは頒布され、又は閲覧若しくは観覧に供されている図書類又は映画等で、その内容が、青少年に対し、著しく性的感情を刺激し、甚だしく残虐性を助長し、又は著しく自殺若しくは犯罪を誘発するものとして、東京都規則で定める基準に該当し、青少年の健全な成長を阻害するおそれがあると認められるもの
  • 二 販売され、若しくは頒布され、又は閲覧若しくは観覧に供されている図書類又は映画等で、その内容が、第七条第二号に該当するもののうち、強姦等の著しく社会規範に反する性交又は性交類似行為を、著しく不当に賛美し又は誇張するように、描写し又は表現することにより、青少年の性に関する健全な判断能力の形成を著しく妨げるものとして、東京都規則で定める基準に該当し、青少年の健全な成長を阻害するおそれがあると認められるもの

次に、条例第8条第1項第1号および第2号の要件を整理しよう。施行規則*1より
第1号

  • 一 著しく性的感情を刺激するもの 次のいずれかに該当するものであること。
    • イ 全裸若しくは半裸又はこれらに近い状態の姿態を描写することにより、卑わいな感じを与え、又は人格を否定する性的行為を容易に連想させるものであること。
    • ロ 性的行為を露骨に描写し、又は表現することにより、卑わいな感じを与え、又は人格を否定する性的行為を容易に連想させるものであること。
    • ハ 電磁的記録媒体に記録されたプログラムを電子計算機等を用いて実行することにより、人に卑わいな行為を擬似的に体験させるものであること。
    • ニ イからハまでに掲げるもののほか、その描写又は表現がこれらの基準に該当するものと同程度に卑わいな感じを与え、又は人格を否定する性的行為を容易に連想させるものであること。

第2号

  • 一 性交又は性交類似行為(以下「性交等」という。)のうち次に掲げる行為を、当該行為が社会的に是認されているものであるかのように描写し若しくは表現し、又は当該行為の場面を、みだりに、著しく詳細に若しくは過度に反復して描写し若しくは表現することにより、閲覧し、又は観覧する青少年の当該行為に対する抵抗感を著しく減ずるものであること。
    • イ 強制わいせつ、強姦(女子のみ)、準わいせつ及び準強姦(後者は女子のみ)、集団強姦(女子のみ)、強制わいせつ等致死傷、強盗強姦及び同致死(女子のみ)
    • ロ 児童買春、児童ポルノ(盗撮含む)
    • ハ 児童に淫行をさせる行為
  • 近親姦
  • 三 一、二の電子的記録

なお、以降は盛大にネタバレするため、気にする方は読まない方がよいでしょう。

続きを読む

雑誌カバーに関する考察

厳格審査基準を適用すべき

青少年健全育成条例(以下、条例)は未成年の知る権利(=精神的権利)を犯しているため、厳格審査基準を適用すべきであるとする考え方である。この場合、「過度に広範な規制の禁止」「明白かつ現在の危険」「目的を達成する上でより制限的でない手段が存在しない」が適用される。後者2つについては危険性が明白であるとはいえない、青少年の健全育成を達成するためには性教育を行えばよいなどの反論が考えられる。

この考え方に立つ場合、条例そのものが違憲であり、条例の規則を前提とする雑誌カバーも認められない。

緩やかな審査基準を適用すべき

営利的言論であり青少年の健全な育成に有害であることはが社会共通の認識になっているから、条例は「目的を達成する上で合理的である」ため合憲であるとするのが岐阜県青少年保護育成条例における最高裁判決主文である。また、伊藤裁判官補足意見によれば、青少年の知る権利を認めながらも青少年は判断能力を十全に満たしていないため成人と同等の知る権利を保証される前提を欠き、厳格審査基準より緩やかな基準で適用されるべきであるとしている。*1それでは、緩やかな審査基準を適用した場合、雑誌向けカバーは合憲だろうか。条例は成人の権利を侵さないことを暗黙の前提としているため、まずはこの点について考察しよう。

表紙は成人が雑誌を購入するか否かを決める際に参考とする営利的言論と解することができる。旧来の枠組みで言えば、営利的言論は政治的言論とは異なり経済的自由を求めるものであるため、緩やかな審査基準が適用される。条例が合憲であるもとでは雑誌カバーも「目的を達成する上で合理的である」と理解さえうるであろう。新しい枠組み、セントラルハドソンテストでは「政府の主張する利益が実質的か」「政府による規制がその利益を直接的に推進するものか」「政府による規制がその利益達成のために必要である以上に広汎ではないか」を審査する。雑誌カバーは青少年の健全育成を間接的に推進するものであり、対象は少なくとも現状の「有害」図書と同程度に収められるべきであろう。特に2番目の理由により、セントラルハドソンテストには通らないだろう。しかし、ここで問題を更に複雑にする要素がある。雑誌カバーを容易に外すことができる場合、それでも成人の知る権利を侵していると言えるのだろうか。*2むしろ出版社の経済的自由を脅かしていると言うべきではないだろうか。

ここで私は雑誌カバーを合理的に解釈する方法を一つ挙げてみようと思う。それは「雑誌カバーは区分陳列の一種である」という解釈だ。たとえば東京都のガイドブック*3によると区分陳列の例として「間しきり、ついたてなどで陳列場所を隔離し、入り口に青少年制限の掲示をする」というものだ。容易に外すことができる場合に限るが、雑誌カバーはこれと同等の機能を果たすだろう。

次に、未成年を対象として雑誌カバーが「目的を達成する上で合理的である」か否かを検討しよう。条例は青少年の健全育成を促すために「有害」図書を読ませないという手段を用いている。条例によっては成人が未成年に「有害」図書を見せることを手段に反することとして禁止し、罰則規定を設けている。表紙が雑誌を購入するか否かを決める際に参考とするもの、未成年を誘因するものであるとすれば手段に反すると言える。ただ、前者ほど直接的ではなく「有害」とされる箇所を見せているわけでもない雑誌カバーを「目的を達成する上で合理的である」とする根拠は弱いだろう。なにしろ誘因された未成年は既存の条例により「有害」図書を購入できないのであるから。しかし、積極目的規制の下では著しく不合理とまでは判断されないのではないか。

グレーゾーン誌について

ここまで私は「有害」図書を対象とした上での雑誌カバーの合憲性について検討してきたが、昨今、カバーをかけるか否かの対象とされている雑誌はCVSで販売されているグレーゾーン誌であり、表示図書(=条例の規定により常に「有害」図書であるとされる。ただし東京都除く)ではない。とはいえ、包括指定を採用している道府県において――基準が厳しい地域はなおさらに*4――グレーゾーン誌を「有害」図書として扱うことには一定の合理性があると考える。もちろん、条例の枠組みからは「有害」図書ではないものを対象にすることは許されないことは言うまでもない。*5

ところで、グレーゾーン誌は「有害」図書ではないと主張するのであれば、書店がグレーゾーン誌を表示図書と同様に18禁ゾーンに配列することを批判し、また、都条例で指定を受ける頻度が高いレーベルと同様に一般コーナーに配架すべきであると主張すべきではないだろうか。*6また、CVSを含め18歳未満にはお勧めできない、こともない雑誌を「18歳未満の購入はお断りします」扱いにするのは出版社の経済的自由を脅かしてはいないだろうか。*7

総括

本稿では青少年健全育成の観点のみ扱ったが、雑誌カバーを実施すべき理由としてよく「見ない権利」や「親が子供に性教育を行う妨げになる」などの理由が挙げられる。これらの観点については頁が尽きたためここでは取り上げない。*8私個人としては、容易に外すことができるという前提の下、予め条例を改定するという手続きを踏んだ上であれば雑誌カバー違憲ではないと考えていることを申し述べて終わりとさせて頂く。

*1:http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/356/050356_hanrei.pdf

*2:仮に成人の知る権利を侵していないのだとすれば、同様に未成年の知る権利もまた侵していないことになるだろう。

*3:http://www.seisyounen-chian.metro.tokyo.jp/about/pdf/poster-leafret/aramasi2016.pdf

*4:例えば、あきそらを「有害」指定する自治体など

*5:堺市CVSとの個別契約であると主張しながら、カバーには「有害」図書であるとの記載があり、矛盾している

*6:「18歳未満の購入はお断りします」の注意書きなしに1階にグレーゾーン誌を置いていた秋葉原の某店は勇者だと思う

*7:尤も、書店やCSVがグレーゾーン誌を18歳未満には売らないという経済的自由もまた認められるだろう

*8:ぶっちゃけ、ここまで書くのに4時間くらいかかっているから疲れた。

日本は児童性愛に目をつぶっているか?

警告:あなたの心をかき乱すかもしれないコンテンツが含まれています
ハイスクールの少女を意味する日本の言葉から取った、「JK通り」として知られる東京の道路がある。

制服を着た10代の少女が通行人に時間を売る背後には用心棒が付き添っている。

男性は少女たちと握手したり、お散歩したり、お茶をするためにお金を払う。なかには少女の膝で寝るためにお金を払う人もいる。

これらはすべて合法である。

また、日本には成人男性が未成年(日本の性行同意年齢は18歳である)*1の少女と握手するために金を払う「JK喫茶」が300店舗ある。

新しいBBC Threeのドキュメンタリー「Young Sex For Sale in Japan」のなかで、ステイシーは東京のJK喫茶を訪れる。

「このバーでは、35ポンドであなたが選んだ少女と40分間過ごすことができる。飲み放題で」と彼女は告げる。

お店から離れて「お散歩デート」をできる店もある。「お散歩デート」の時間中に起きることは少女と客次第だ。

客はステイシーにお気に入りの少女を紹介する。17歳の彼女は長髪で、わずかに灰色がかった、前髪が厚い。お客は「わいせつなことを話すのが上手で、だけど純粋なふりをするから」お気に入りだという。

ほかの客はステイシーに「ある人々にとって年の差は不快だけれども、日本では、文化というか――考え方がかなり違う」

ステイシーはJKビジネスは有害な遊びであるか、時には「もう少し搾取的で邪悪」ではないかと不思議に思う。

日本では、5000人近くの女子高生がこれらの(合法な)喫茶店で働いていると見積もられている。

2014年まで児童ポルノを所有することは日本では合法だった。法律は改正されたが、未成年の性愛化は続いている。

「着エロ」は「エロちっくに着衣を着た」という意味のソフトポルノの一種だ。裸にはならないが、きわめて裸に近い状態になることもあり、しばしばあからさまに性的だ。

ステイシーは着エロのプロデューサー(匿名を要求)にどのくらい若い少女を撮影するのか聞いた。

「一番若い子で6歳」と彼は言った。「水着を着ておもちゃで遊んでいるところを撮影した。母親がカメラの後ろにいて子供の好きなおもちゃを持っているから、子供がカメラのほうを向く」

彼は年齢の高い少女よりも子供を撮影することでお金を稼ぐ。6歳のDVDで「400万から500万を稼いだ」と彼は言った。「女子高生だと100万くらい」

自分の16歳の娘をだれかが撮影しているとしたらどう感じるかとステイシーが彼に聞いたとき、彼は一瞬沈黙した。

「無理心中するだろう」彼は言った。

「本気?」とステイシーが尋ねると、彼は「そうだ」と答えた。

着エロが子供の性器、臀部、乳房を見せない限り、児童ポルノには分類されない。

けれども、人権弁護士であり、この定義を変えようとしている伊藤和子によると、「着エロは児童ポルノです。それが現実です」

日本における児童ポルノの所持は2014年7月に禁止された。2015年7月から2016年7月までの一年間で、37件が所持容疑で検挙された。

イギリスでは2015年と2016年で、5000人以上が所持容疑で逮捕され、481名が有罪判決を受けている。

なぜ、ここまで大きな違いがあるのか?

日本法では、虐待画像を見つけたとき、捜査を進めるためには児童を特定し、未成年であることを確認しなければならず、被害者が起訴しなければならない。*2加害者が犯罪を実行したという証拠がある限りにおいて逮捕される。イギリスにおける起訴よりずっと厳しい。*3 *4

おそらく西洋人が気づくであろうことは、若い少女に対する態度が異なるということだ。ステイシーが語るように、「あなたが日本に到着したら平手打ちを受けるであろうことの一つは、あらゆる可愛さへの熱中だ」

彼女は「児童ポルノより根深い」問題があると信じている。

2015年の日本国内における漫画の総売り上げは2億ポインドを超える。

ロリコン」(ロリータコンプレックスの短縮形)は児童の露骨な性描写を特徴とするマンガ、アニメを指し示す用語だ。極めて暴力的で、レイプや近親相関を含んでいる。

虐待的なコミックスはイギリスでは禁じられている。

日本政府は画像も禁止しようとしたが、漫画家と出版社は言論の自由を根拠として反対した。ダン兼光は禁止に異議を唱えた一人だ。彼は20年間日本の漫画を翻訳している。

「児童に危害が加えられることと、児童に危害が加えられる描写、この二つには大きな違いがあります」と彼は言う。

彼はこれらのマテリアルが日本における自動に対する性虐待を正常化するという考えに同意せず、コミックは児童性愛的なファンタジーを提供する「自動販売機」だと異議を唱えさえした。

どちらにしても*5、変化は訪れている。

日本警察の青少年課長はJK喫茶は18歳未満の少女を従事させることはできなくなるだろうと発言した。(ただし、女子学生の制服を着ることは可能であることを意味する)

着エロ、JK喫茶、露骨な性描写の漫画は法律の周辺、グレーゾーンにあり続ける。日本は児童性愛に目をつぶっているのだろうか、とあなたは問わねばならない。

ステイシーの調査:Young Sex For Sale In JapanをIPlayerで見よう。

もしあなたが本記事が提起したこの問題に影響を受けたのなら、救いとアドバイスがここで受けられる。

原文はBBCを参照してください。

*1:誤り。日本の性交同意年齢は15歳

*2:誤り。親告罪ではない

*3:児童ポルノに限らず、勝てる戦いだけ起訴するのが99.98%の有罪率を誇る日本警察のやり方です。

*4:一方、イギリスは諸外国の刑事司法制度(概要)によると一審の無罪率18%、否認事件に至っては62%の無罪率であり、疑わしきは罰せずの原則はどこに行ったのかという感があります。 http://www.moj.go.jp/content/000076304.pdf

*5:どちらにしても、じゃねーよ!

マシン更新後ベンチマーク


CPU AMD Ryzen R7 1800X
MEM DDR4-2133(なぜかOCできない) 8Gx2
MB MSI B350 TOMAHAWK
GPU AMD Radeon HD 7750
SSD PLEXTOR PX-512M8PeG
OS Windows10

ゆめりあベンチ 640x480 それなり 66915
Rewrite ちはやローリングWE 1648933(沖縄->仙台)
Cinebench R15.0 OpenGL 56.29fps CPU 1536cb CPU(Single Core)111cb
Handbrake 1440x1080 Fast "1080p30" work: average encoding speed for job is 68.090408 fps

                                                                                                                                            • -

CrystalDiskMark 5.2.1 x64 (C) 2007-2017 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/

                                                                                                                                            • -

//* MB/s = 1,000,000 bytes/s [SATA/600 = 600,000,000 bytes/s]
//* KB = 1000 bytes, KiB = 1024 bytes

Sequential Read (Q= 32,T= 1) : 1756.278 MB/s
Sequential Write (Q= 32,T= 1) : 1245.876 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 32,T= 1) : 67.672 MB/s [ 16521.5 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 32,T= 1) : 48.600 MB/s [ 11865.2 IOPS]
Sequential Read (T= 1) : 1374.157 MB/s
Sequential Write (T= 1) : 1319.640 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 1,T= 1) : 24.828 MB/s [ 6061.5 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 1,T= 1) : 37.027 MB/s [ 9039.8 IOPS]

Test : 1024 MiB [C: 7.1% (33.9/476.4 GiB)] (x5) [Interval=5 sec]
Date : 2017/03/03 20:20:52
OS : Windows 10 Professional [10.0 Build 14393] (x64)

                                                                                                                                            • -

CrystalDiskMark 5.2.1 x64 (C) 2007-2017 hiyohiyo
Crystal Dew World : http://crystalmark.info/

                                                                                                                                            • -

//* MB/s = 1,000,000 bytes/s [SATA/600 = 600,000,000 bytes/s]
//* KB = 1000 bytes, KiB = 1024 bytes

Sequential Read (Q= 32,T= 1) : 167.578 MB/s
Sequential Write (Q= 32,T= 1) : 161.927 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 32,T= 1) : 1.472 MB/s [ 359.4 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 32,T= 1) : 1.184 MB/s [ 289.1 IOPS]
Sequential Read (T= 1) : 168.638 MB/s
Sequential Write (T= 1) : 165.468 MB/s
Random Read 4KiB (Q= 1,T= 1) : 1.104 MB/s [ 269.5 IOPS]
Random Write 4KiB (Q= 1,T= 1) : 1.196 MB/s [ 292.0 IOPS]

Test : 1024 MiB [E: 33.2% (2470.3/7451.9 GiB)] (x5) [Interval=5 sec]
Date : 2017/03/03 23:10:13
OS : Windows 10 Professional [10.0 Build 14393] (x64)

BBC ThreeのレポーターStacey Dooleyは東京で児童性搾取のドキュメンタリー映像を撮影中に警察に腕を掴まれる

BBC Threeの映像作家Stacey Dooleyは児童性虐待のドキュメンタリー映像の撮影中に日本警察に制止された。

『日本における若者の性売買』を制作する二時間ずっと警察がつきまとっていた。

29歳のステイシーは若い女性(6歳であることもある)が搾取されているという問題にハイライトを当てようとしてきた。

「ドキュメンタリーは日本が2014年に児童ポルノの所持のみを違法にしたということに焦点を当てています」とステイシーは述べる。

「私たちは日本のような特権国(訳注:先進国のことか?)が長い時間をかけてこのような結論に至ったのは何故かということについて理解しようとすることを目指した」

「また、法律の改正が実質的な違いを生んだのかどうかを現地で確認したい」と彼女は説明する。

過去、日本は児童虐待に対する態度について世界的に批判されてきた。

若い少女の性的な画像が広く普及し、男性は公道で女子生徒に会うために金を払い、漫画は児童を強姦することが特徴である。*1

ステイシーは東京のJK通りでの撮影中に制止された。JKとは女子高生の略称であり、男性は若者をレンタルして時間を過ごすことができる。

警察が到着する前に、彼女は当初、二人の男によって「撮影するな」と要求される状況に直面していた。*2 *3

拘束された後にカメラに向かって彼女はこう主張している。「私は二時間警察に拘束されている。警察は私たちの意思に反して我々を拘束し、私たちを行かせようとしないだろう」

ドキュメンタリーは法律が改正されたあと、日本が児童の性愛化の正常化を止めるために何をしているかを調べる。

ステイシーは少女を保護するために何をしているか見つけるために、傷つきやすい少女を支援しようとしている慈善団体のボランティアや警視庁の少年課課長に会う。

10代の若者が東京で出会う男性のタイプについて彼女はこう言う。「成人男性が私を脅した。私は30歳近くの強い女性であるが……」

「もし彼らが10代の女性と関係を持っているなら、彼女たちを操るのは非常に簡単だろう」

「10代の女性たちが望んでいないことを成人男性が頼んだとしたら、はっきりとNoと言えるだろうか。(いや、Noと言えないだろう)」

Stacey Dooleyが調査した『日本における若者の性売買』は28日火曜日からBBC Threeで視聴できます。

原文はBBCを参照してください。

*1:いや、児童を強姦する漫画もたくさんあるけれど、rapeが日本の漫画の特徴であるとまで言われるとですね、違いますよと

*2:訳注:パチンコ屋の近くで目を光らせているというJKビジネスの元締めか?

*3:ここでわたしは、あとで振り返ってみると「JK通りを撮影しようとする外国人とそれを止めようとする民間人」という構図と解釈できる風景を先週目撃していることを告白します